知りたい！＃１　留学のお金。

みなさん、こんにちは。

今回の note では留学についての質問をいただいたので、その質問に応える形で私が経験したことを皆さんにシェアできればと思います。

カナダでも地域やカテゴリー（年代、男女）で違うことは多少あると思いますが、私が実際に経験していることをお話しします：）

質問＃１

留学の費用は？

（ワーキングホリデー？、日本での貯金？、留学制度はあるの？）

私の留学費用は、ズバリ…　日本での貯金　です。

大学の冬のセメスター（期末試験）が4月末で終わるため、だいたい5月上旬に帰国します。5月に帰国次第、私は早速に就職活動をします。母が地元の保育園の園長をしていた事と私が看護師の資格を持っているため、夏の帰国期間は保育園で看護師として働かせてもらっています。フルタイムで稼げるだけ稼ぎ、留学の費用にしています。私の留学費用は基本的に全額実費です。そのため、稼げば稼いだ分、貯めれば貯めた分を留学費用に回せるのです。

帰国後は八戸市の実家に帰り、節約生活スタート！です。　幸せなことに、私の周りの方々は本当にいい人ばかりです。近所の人がすごく美味しいご飯をお裾分けしてくれたり、野菜をくれたりと、栄養のある食事に困ることはありません！（本当にありがとう！！）

留学に関しての帰国中の出費は、ビザ（査証）の申請・更新費用です。

私は、学生ビザを使用しています。学生ビザは受講しているコースによって入国・滞在できる期間は異なりますが、私の場合は学校が始まる9月からの１年間＋3ヶ月（更新期間）の入国許可が降りていました。同じ学校に通う場合は更新期間内に学生ビザの 更新 が必要になります。違う学校に編入、または入学する場合も更新期間内で学生ビザを 新しく申請 しなければなりません。

〜これより、留学中のカナダでかかる ＄お金＄ のお話です。〜

留学中は学業とホッケーで忙しく、アルバイトをする時間をとることができません。そのため、日本での貯金を切り崩して生活しています。

ここで私のカナダでの1ヶ月の生活費用についてお話したいと思います。

食費　１５,０００円〜１８,０００円

家賃（シェアハウス）４６,０００円　（基本的に光熱費とWiFi費含む）

携帯　３,０００円

ネットフリックス　１,０００円

外食　３,０００円まで

これらが1ヶ月少なからずかかる生活費用です。

これにプラスして 学費 があります。（泣）

基本的にカナダのコミュニティカレッジ（短大）やユニバーシティ（大学）はインターナショナルの学生（留学生）が入りたい、そこで勉強をしたい！となると、カナダ人が払う学費の３倍を支払わなければなりません。

なんだこの差別！おかしいでしょ！なんで同じクラスで、同じ授業を受けてるのに２倍どころか３倍も学費が違うのよ！！

このルールはカナダの政府によって決められたものなので、変えようがないのです…（泣）いつか変えられる日を願います。

しかし！！！　ここで朗報です。：））））））

私は、学費をカナダ人が支払う金額と同等にしてもらうことができました。

これは、私がヘッドコーチに直談判を行いました。（笑）

ヘッドコーチよりチーム加入についてのお誘いを受けたときに、私は学費の面がとても心配でした。なぜなら　３倍　だからです。

その思いを正直にコーチに相談しました。そして、カナダ人と同等の学費にしていただくことが出来ました。本当にありがたい…！

そのほかにも、奨学金制度を利用しています。カナダ、アメリカの大学では奨学金制度はとても一般的な制度で、沢山の種類の奨学金があります。

その中でも私が利用しているのは、アスリート奨学金 です。

私が通っているコミュニティカレッジは

１セメスター（学期）ごとに 約８万円 のアスリート奨学金をもらえます。　　　　（秋、冬の２セメスターで、合計約１６万円です。）　　　　　　　　　　しかし、当然ただではもらえません。一定以上の成績を収めなければなりません。

でも、毎日コツコツ勉強すれば、大丈夫！

ほかにも勉強面で優秀な成績を収めると、また違った奨学金をもらうことが出来ます！私は、2020年の秋セメスターでめちゃくちゃ勉強を頑張ってこの奨学金をもらいました。１０万円くらい頂きました。感謝です。

更には、2019-2020 シーズンに「そのスポーツのフィールド内外において、ワークアウトなど心身の向上に特に努力した学生アスリート」として選出して頂き、追加での奨学金をいただくことが出来ました。（詳細は、感謝。）

このように、様々な奨学金とヘッドコーチの快諾のおかげで、なんとか学費を賄えています。

ただ、それぞれの学校によって学費や奨学金の制度は違うため一概には言えません。これは、私が経験したものです。

今回のカナダ滞在中は新型コロナウイルスの影響により自宅からのオンライン授業、さらにチーム活動中止。という状況が11月のカナダ到着時から日本帰国の5月まで継続していました。（詳しくは、留学３年目のはじまり。）

全てがオンラインになったことで、空いた時間を利用したいと思い、12月下旬からのクリスマス休暇〜3月までの期間で、新たにチャレンジしたことがありました。この記事もそのうち書きたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コロナ禍で自粛生活がメインとなるなか、

「コロナ禍でも、わたしに今できることは？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と考え、思いついたことが 

スケートのインストラクター 

と 

カナダに住む子供達に日本語を教える事 

に挑戦する事でした。これは自分にとって初めての経験で、すごく多くのことを学べた機会となりました。新しいことに挑戦してよかった！久しぶりにそう思えた時間でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして、少しばかりの生活費も稼ぐことが出来ました。（イエイ！）

以上が、私の資金事情です。今では、アスリートに様々なスポンサーが色々な形でサポートしてくださる時代となりました。しかし今現在、私にはサポートしてくださる企業や団体といったスポンサーはありません。

でも帰国したら、

働かせてくれる場所があること。

美味しいご飯や野菜をお裾分けしてくれる近所の方々。

不自由なく住める家があること。

すぐ相談できる、頼れる友達がいること。

全てが私にとってはスポンサーです。　心からありがとう。

これからも周りに感謝して、「応援したい！」と思われる 人柄、アスリートとして頑張りたいと思います！

これからも、応援よろしくお願いします。

今回は赤裸々に私の資金事情を話させて頂きました。質問してくださってありがとうございました。
実際、金銭的には余裕はないし、悩む事ばっかで、大変なことばかりです。でも3年間の留学を通して得た経験は、私にとってはお金には変えられない、かけがえのないものとなっています。だからこれからも様々な努力をして、一つ一つ夢を叶えていきたいと思います。

次回はもう一つの質問に応えたいと思います。

今回も読んでいただきありがとうございました。

藤森　晶

（イイネ、コメント お忘れなく、よろしくお願いします：）

Question!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この記事のトップ写真に使用した、お金のような？モニュメントはどこのものでしょう？？？？？

A．私が通っている学校にあるもの。

B．カナダ入国の際、バンクーバー空港で見つけたもの。

C．私の実家にある代々保管されているもの。