キィキィ

過去の自分の様々な出来事には必ず、好きなアーティストの歌がBGMとして流れています。感…

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過去の自分の様々な出来事には必ず、好きなアーティストの歌がBGMとして流れています。感じたこと、思ったこと、考えたこと。自分の納得できた言葉で思いつくまま書き留めています。 同じ歌でも、20代、30代、40代と感じ方が変わっていくのは、成長している証か否か。 自分に正直に。

最近の記事

夏が好きな理由

昔、うんと大昔、すごく好きな人がいて、 毎日のように会いに行ってた。 会いに行ってたっていうより、見に行ってたって方があってるかも。 だって、一度も話したことがなかったから。 その人はプールの監視員さんで 当時中学3年生だった私は、 プールの中からこっそり眺めるしかできなかった。 どんな人かもわからないのに、ただ雰囲気が好きで、 彼の仕草とか、物腰とか、 いつもは厳しい目で監視してるから、たまに笑った時の顔がすごくまぶしくて。 夏はとっても短くて、9月に入るとプールも終

    • 涙の夕焼け/KAN

      別れ際の私は、たぶん必死 冷静に考えたら、別れを切り出されている時点で、もうどうにもならないはずなのに 私より好きな人がいる 私より大事な人がいる それでも、 2番目でいいから たまにしか会えなくてもいいから 彼とつないでいる糸が弱って、もう切れそうなのに どんな言葉を並べても、結局言いたいことは 「別れたくない」 だけど、もう一人のかっこつけたがりの自分が それをストレートに伝えたがらない こんな状況になっても、まだ自分を飾りたててる 別れ際は、だれでもみっとも

      • 君が思い出になる前に/スピッツ

        もうとっくに思い出になってる 過去はどんどん、けがれなくきれいに輝いて そして私を苦しめる 今更、あの思い出の一つ一つが嘘だったかなんて、確かめようもないのに たくさん笑いあったあの人の笑顔が 思い出になっていく 二つの道は、一つの太い道になって そしてまた二つにわかれてしまった 傷つけあって別れたはずなのに 忘れられないでいるのはなぜ? 重ねても重ねても、にじみ出てくるような気持ちは 最後のあの人の優しさが、 思い出になりきれずに、心にこびりついてるから 新し

        • STILL LOVE HER (失われた風景)/TM NETWORK

          初めての彼は、中学校の同級生で、 途中に何回も別れたりくっついたりしながら、 結局20年近く一緒にいた 別れを切り出すのは、いつも彼 彼が浮気して、それがいつしか本気になってお別れ もちろん、私もわがままだったし、悪いところはたくさんあった だから、その度にものすごく後悔する もっと気持ちを届けたかったって 高校生の頃、よく二人で歩いた堤防が、 この歌を聴くたびに思い出されて、 別れた後はその近くを歩くこともできなかったけど なんだかんだいって、今もその場所を離れらない

        夏が好きな理由

          プールサイド/大江千里

          彼の家は、川の向こうに見える、白い壁と赤い屋根 そんなに大きい川じゃないから、 こうやって堤防に来ればいつでも見られる 夏休みは、一緒に学校に行くこともできないから なかなか顔を見ることができなくて 電話で声が聴けても、ついここまで来てしまう 散歩につき合わされた犬が じっと動かないで川の向こうを見つめてる私のことを 不思議そうな顔で首をかしげて見てる あの人は、 さみしいときはいつでも会えるって そうやって言ってくれたけど、 無意識にそれは優しい嘘だって どこかでそう

          プールサイド/大江千里

          二人のアカボシ/キンモクセイ

          毎週末、高速を飛ばして会いに行く。 彼の住む町は、鉄鋼の町で、 イメージは灰色の空。 夕方出発して、どんどん空が暗くなって、 たくさんのトンネルを抜けて、何本も橋を渡って、 彼の住む町の灯りが見える。 4時間近いドライブは、なんだかすごく長くて、 それでもこれから彼と過ごす時間を思うと、ドキドキが止まらない 何を話そうか 何をして過ごそうか 最後のトンネルを抜けると、すぐインターチェンジが見えて、 ぐるっとカーブを描いて、一般道につながる。 あと10分、あと5分。

          二人のアカボシ/キンモクセイ