見出し画像

「おむかえコール」デビューからのおやすみからのおやすみ(ママさんって、何)

月曜日の昼下がり、はじめての「おむかえコール」が鳴った。何とか入稿ギリギリ間に合えそうな兆しがみえた矢先のことだった。

熱38.1
鼻水と咳が永遠に続くかと思われるほどここ2〜3週間で続けていた。前日から時折耳を触っているのがきになると思っていたら保育園の先生からも同じ指摘をされる。(本当によくみていてくれる)
いつもの小児科に駆けつけると「風邪かな。耳はおっきな耳くそがあってみえないなぁ…」とのこと。中耳炎とか蓄膿症になっていないか不安で、近くの(いつもよく混んでいる)耳鼻咽喉科に電話をかけてみると18:30前までにきてくれたらギリギリ間に合うと言われる(その時18:15@薬局で薬待ち)。薬をもらった瞬間18:20。

母は走った。
ベビーカーを押しながら
駅前を越えて猛スピードで、走った。

息を切らしながら18:27に耳鼻咽喉科前に到着すると、電話で対応してくれていた看護師さんが色々とフォローしてくれる。(熱があるので外で問診票を記入)いい病院の空気があった。

先生がテキパキみてくれる。耳と鼻に突っ込まれるデビューの娘はギャン泣きであるが、よく慣れている看護師さんたちが上手に抑えてくれた。お薬も(先に薬局でもらったものと照らし合わせ)飲み合わせ大丈夫なものを処方してくれる。中耳炎はまだ大丈夫で、ほっとする。よかった。

熱があるからかぐったりした様子だったが、家に着くと食事の椅子に「よいしょー!」とよじ登ろうとする。どうやら、お腹が減っていた様子。たくさん食べて、ぐっすり眠った。

でも翌朝(つまり今日)も熱38.1
熱が下がって24時間経たないと預けられないので、明日も休まざるを得ないことが決定。

仕事、やばい、つんだ、と思う。
目の前の、熱を出している愛しい我が子のことだけを考えたいのに、頭の中では間に合わなくなる入稿をどうすればいいのかぐるぐる。

そもそも前々からスケジュール感がきついのが心配な旨は伝えていたし、想像していたこと(子供のイレギュラーという名のほんとはレギュラーなトラブル)が起こったのだし、と連絡。

フォローして欲しかった。
了解!体調気をつけて!ということしか返ってこない。入稿やばいですと伝えるも、やばい旨上長に報告しておくという点しかこない。つまりは自分で何とかするしかないんだなあ、と、思う。
「ママさんは大変だねぇ(としか言えない)」
というメッセージを見て、泣いた。

なんかもう真っ黒なものに囲まれて泣いた。
元々きびしい、これは厳しいと何度も伝えていたはずなのにやっぱりフォロー計画はないよねぇ、ということも。(期待なんてしちゃだめだ)「ママさん」という、呼ばれ方も。何もかも。


娘、熱出してちょっとふらふらしつつも元気な娘が、泣いているのをみてお気に入りのガーゼをぐいっと押し付けてくれた。ぎゅ。心配されてどうするんだ、いま、大変なのはこの子なのに。


子育てと仕事の両立なんとかしたくて
明るくポップに、どう考えても間に合わなそうなスケジュールをどうにかするため寝かしつけの後に「夜のプライムタイム」とか言ってもう一度働いたりしてみた。なんだか。なんだか。


心がぽっきりいきかけた。
たぶん、pmsのせいもある。
もうすぐきっとドバーッと血が出るのだ。


「ママさん(社員)」って言葉も「ワーママ」って言葉も、滅びればいいのに。うるせえ、だまれ、私は私だよ。でも本当にままならないこともあるんだよ。一歳半の体調不良抱っこマンを抱えて仕事なんて、できやしないから寝てる隙にやるしかなくて、咳き込んでたびたび目覚めるからほとんどまとまって時間とれなくて。


わたしなにやってるんだろ。
会社辞めちゃおっかな。

ってところまで落ち込んだ、ことを、覚えておきたいのでこんなところに書き殴ってみる。

#日記 #コラム #エッセイ #ちあきろく #子育て #保育園の洗礼 #復職

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?