0829/痛いもんは痛いんだろうな

「妊娠したら行けなくなるし、新婚旅行はいけるうちに行った方がよい」というありがたい助言をくれた大学時代の友人に会う。一昨年結婚して昨年の春に出産した彼女。結婚式の後すぐ妊娠が発覚したため、新婚旅行に箱根しか行けなかったのを残念がってた。(彼女の忠告に従い、結婚式の1ヶ月後、奇跡的に夫が休めそうタイミングでえいやっと、新婚旅行を敢行。おそらくそこで娘を授かった※想定外のはやさだった)

大学の時は同じ学部で偶然同じアパートに住んでいたので、時々お互いの部屋に遊びにいったりしてゆるりと過ごしていた。デパ地下の寿司屋でバイトをしていた彼女から、よく余り物の巻き寿司なんかを恵んでもらってたのが懐かしい。そのまま、そのバイト先の寿司屋の店長と、遠距離恋愛もありながらなんだかんだ6年間付き合って、結婚。元彼のことも、店長との「まさか」の恋の始まりも全部知っているので、なんだか感慨深い。

1歳半の息子は、まるで小さな彼氏みたいである。めちゃくちゃ可愛い。(去年の秋ぶりにあったので、ずいぶん大きくなっていた)

地方出身の彼女もやはり里帰り出産したという。「里帰り出産しないよ〜」と話をするとやはり、大変だよという反応。いろいろ聞いているとちょっと不安になってくる。私も、里帰りするのが正解だったのではないか・・・という想いがぐるぐるし始める。

特に、産後。

噂に聞く、全然寝れない極限状態の中で、おっぱいをあげる以外の家事などはできる限り放棄して隙あらば寝た方がよいという。母が2週間、義母にも1週間来てもらう予定だけれど、夫は(産休に入って1日家で過ごす日などがあるとその不在具合を痛感する部分もあり)あまり頼りにできないだろう。スケジュール的にも結局忙しそうだし、物理的になんともならない部分もあるだろう。1ヶ月過ごした後のことも不安。家にずっといるたちじゃないので憂鬱になるんじゃないかと危惧している。1ヶ月検診が終わった後、結局、すこし長く実家に帰ろうかな、と思うものの。(それを伝えると夫はすこしさびしそうなのと同時にほっとしている様だった)

まあ、なるようにしかならないだろう。


産後のことについて不安に思っている話をしていたら「出産自体には不安ないの?」と言われて、きょとん、となる。確かに。

産前(引っ越しまでお腹にいてくれるだろうか、という不安)と、産後のことにとらわれていて、出産自体についての不安(痛いのかな、とか)とはあまり向き合ってなかったかもしれない。痛いのかな。痛いんだろうなあ、くらいの、ゆるっとした心算である。大丈夫だろうか。

まあでも痛いものは、きっと痛いんだろう。こればっかりは経験してみないとわからないしなあ。なんてなぜかどっしり構えている自分がいる。あまりにも悠長に構えているので直前になって急に不安になったりして。


友人とゆっくりランチをしてすこし散歩して解散。「何か見たいものある?」と言われたけれど、買い物する意欲がとても薄い。いよいよ、体力が落ち始めているような気がする。歩き回るのが億劫になってきて、できるだけ座りたい症候群。電車の中で本を読むことが好きだったのに、酔いやすいのか、文字を追うことになかなか集中できなくてちょっと気持ち悪くなってしまう。(iPhoneでも目が疲れてしまう)くやしい。身体の変化に抗ってみた8月だったけれど、いつのまにか9月が目の前にぶら下がり始めている。
#34週目 にはいりました。

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