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akicom
2018年6月8日 15:05
5月が終わって6月にはいると、君は決まって憂鬱におそわれる。そう決まっていつも、この時期に。5月病ならぬ6月病。憂鬱に襲われている君は「たしかなことは○○ちゃんが好きなことだけだ」と言いながらまたすぐに布団に潜り込む。わたしは「そうなの」とか「しってる」なんて言いながら、ぐしゃぐしゃになった頭を撫でる。今日も、類稀なる、芸術的寝癖。憂鬱に襲われている君をたまらなく愛おしく思
2018年5月4日 22:43
君が私のトコロを定期的に観に来ていることはうっかりつけてく閲覧履歴で知っていた。あんなサムネをつけるの君くらいだからそりゃバレる。それでも自分ばっかりちゃんと鍵垢で、ずるいなあ、と思いつつ、私は私の日常のことをあげていく。しあわせですか?しあわせですよ。今日また足跡がついていた、鍵はない。しあわせそうな新しい一家の主がそこにいて、温かな涙がふいに滲んできた。あゝしあわせそうで、何よ
2016年7月10日 23:03
「ちょっとまって」を飲み込む。縮まらない1メートル。祭りの音が、遥か遠くに感じる。会場に着いたときには夜店は片付いてしまっていた。夜店って、もっと遅くまでやっていると思っていた。子供の頃の感覚と、カタチだけ大人になっている私との夜の距離が随分と近くなってしまっているからだろうか。祭りの痕が私の目を奪っていく。辿ろうとすればするほど、うまくあるけない。ああ、間に合わなかった。もうあと30分仕事