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技の説明

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よく使う技について、ひとつひとつフォーカスを当てて。
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#ちょっとしたコツ

お返事

お返事

コメントで書いたけど、長すぎるくせに言いたいことまとまってないので、記事に起こすことに。

鍵突きは、相手に張り付いて死角から突くストレートパンチよ。

よく見かけるのは正面の相手に振り回してるのを見かけるけど、それはどちらからも外れた洗練されてない動きだと思う…

ボクシングのは円弧を描いて引っ掛けていくからHookなのよ。
肩や肘、手首など体の関節を軸にして軌道を複雑にもできる。

正面に振り

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もっと鋭く、もっと強力に

…なんてね。

型の分解で、良い機会だから細かい手の形を「てほどき」w

例えば、下段払い受けをする。
鉄槌の部分、尺骨側で半円を描くように払い除ける。
あるいは鉄槌で叩き落とす。

こんな感じなんだけど…
間近で蹴ってくる相手には、こんなのもあるよ、と言って…
「一本拳を下に向けて突き刺す」

先週やられたあさきさんは、見て悲鳴上げてるw

まあね、痛いのよこれ…

その時の手形、一本拳を説明し

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そういえば…

そういえば…

これは危険な使い方、としてあまり教えん事もやってみた。

知ってりゃ気をつけるわな。

動画で見たのだろう斧刃脚、というのを足の裏で止めた際にいわれたので…

ちゃうで?斧刃脚は名前通り斧で木を切り倒すように蹴り込むんだけど、私やったのは力乗る前…動きの起こりを押さえ込むんやね。
まあ結果として膝が極まって痛いというのはあるけど。

私の知ってるのはこうやな、と言って地面すれすれを擦るように蹴り込

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弾く(はじく)のと絡め取るのと

弾く(はじく)のと絡め取るのと

ふとあさきさんの動きを考えて、動きやすい理由に思い当たる。

力任せに攻撃を叩いて止めるのよ、あの人。

もちろんそこから跳ねるように次を打つなら、どんどん相手につけ込んでいけるんだけど…

そこで終わってしまうんだね。
思い切り振り抜いてしまうため、次の攻撃に間に合わない。

これをやるなら、「相手が痛いように」受けないといけない。

私あんまりやらんけど…骨の固い所で攻撃する手足を叩いてやると

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ハイキックかあ…

相談されたんだけど、「ハイキックで目やのどを狙えるか?」と。

答えとしては、可能。
ただし、狙ってやることでもない。

私はあまり上段の蹴りを使わんし、蹴りの専門でもないからアレなんだけど…
個人的な意見で言うなら。

足って不器用だから、相当訓練積まないと器用な事はできないし、期待もできない。
それに身体能力衰えた私みたいなのだと、厳しいわな…まあ、そもそも足を高く上げなくても頭は蹴れるし?

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拳の形②

なんかやたら伸びてたので、続けて書いてみる。

とはいえ、私は難しいことやらないし、力も大して必要とせん。
誰でもやれるのよ、こんなんは。

最も代表的な、正拳の話でもしてみるかね…
代表的とは言うけど、私等の頃は正拳というのは比較的新しい概念だ、とも聞いた。
だからこそ、拳にロマンを求めて理想を掲げるとも。

正拳が無い流派や、元々げんこつ握らない型など、結構その痕跡らしきものはあるみたい。

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そういえば

そういえば

総合格闘技で指が目に入って、開始早々試合終了、という話をチラ見したり。
玉を打つ(?)という話もコメントで出たので、玉についてw少し書くかなと。

私にしてみりゃ、技は技でしかなくて…悪いこととか、残忍だ、とかは無いかな?

それを意図的に使って喜ぶ輩が居て、そういう事にしか興味示さないようなのも居て…そちらの方が余程問題だと思う。

要は人間性の問題なのよ。

試合に関しちゃ事故だから改善は必要

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次のお題

忘れんうちに書いとかんと。

小手受けを4種類やったから、これに突きを加える。

揚げ受けして逆突き、内受けして逆突き…という感じで、間髪入れず反撃していく。
注意点は、1,2とリズムを刻むのではなく、一動作で行う事。
タイミングをとるのではなく、反射でやる。

慣れたら移動しながらできるようにする。
半歩下がって、その場で重心移動して、前に押して、と色んな状況で繰り返す。

叩きつける痛み受けと

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下突きについて

下突きについて

似たようなのでボクシングのボディアッパーとも言えるけど…

まあそんな打ち方。

私はこうしてる、というだけでよそ様の事は知らんので。

大前提で、「腕を振らない」。

動きは全て膝を使って作り、当てるための制御は腰の旋回で行う。

腕を振った時点で、腕だけの質量をぶつけるだけになってしまう…

体当たりみたいに体重全部乗っけて、打点を打つから威力が出るのよ。

膝をしっかり屈伸させ、体を持ち上げ

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猫足立ちについて

猫足立ちについて

つらつらと書いてみる。

私は本来なら前屈立ちが基本なのだけど…

獅道会では那覇手から教えてるしな。

 

 

肩幅に開いた足、それを横に向けて足先をレの字に置く。

後ろ足に重心を乗せて、膝を曲げていく…もっと言うなら、かかとにお尻を乗っける感じ。

上半身は前方に対してハスに切り、手刀払いで中心線から切り外す。

大事なのは、下半身だけで姿勢を支えて上半身は普通に崩れないこと。

全部の

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横蹴りについて

横蹴りについて

足刀とか蹴込み、という方が馴染みがあるんだけど、そんな蹴り方をこないだやってたので。

 

お題にあるとおり、体側方向に向かって蹴る。

蹴る部位が足の外側のヘリで、そこで歩いてみると当て方がわかる。

コツは、足首をしっかり曲げ…親指を甲の方に上げ、ほかの4本を足の裏の方に曲げること。

きちんと折り畳んでから蹴飛ばす、体の前側に、あぐらかくように畳み、横に蹴る。

できれば体は倒さない…骨盤

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背に腹は代えられぬ

背に腹は代えられぬ

基本の1を教えようとしたのだけれど。

なんだか皆、脛当てをいそいそと着けてる…?

まぁ、組手がしたいならそれもいいか、という事で変更。

今日はちょっとした組手のコツ、というか「勘違い」を正しておこうと。

 

まずIさんに構えてもらい、おもむろに下段を蹴る。

過敏に反応してしまったIさんは、足を上げ過ぎて蹴りを殺しきれず爪先を潰されて悶絶…

「反応し過ぎなのよ」と言って、下段から中段廻

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痛いよ?

痛いよ?

フルコンタクト空手との交流を続けてるM。

「ローキックて痛いすよね!」

うん、痛いよ?

「太ももの筋肉やられるとマジ痛いすよ!」

まあねー、足動かなくなるからねー。
でも、最悪で肉離れ程度…治るから大丈夫やで?
鍛える事もできるから、やり方次第やな…

と言ったらどん引きしてた?

 
 
そら、ケガなんかせんほうがいいけど…

やり合ってる状況で動けんケガを負うよりは、動ける分マシと思っ

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前蹴りの使い方

色んな使い方はあるだろうけど、今回は攻める時と守る時のひとつずつを書いてみる。

まずは攻める時。

二段蹴りで飛び込みながら蹴っていく。

遠間なら「間合いの外」からの奇襲として、近間なら「視界の外」からの奇襲として。

 

遠間なら移動手段として一気に詰めて連撃に持ち込めるし、勢いに巻き込むことで有利になる。

近間は、意識の外…「蹴りなんかやってこないだろう」という隙をつくんやね。

そし

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