前蹴りの使い方
色んな使い方はあるだろうけど、今回は攻める時と守る時のひとつずつを書いてみる。
まずは攻める時。
二段蹴りで飛び込みながら蹴っていく。
遠間なら「間合いの外」からの奇襲として、近間なら「視界の外」からの奇襲として。
遠間なら移動手段として一気に詰めて連撃に持ち込めるし、勢いに巻き込むことで有利になる。
近間は、意識の外…「蹴りなんかやってこないだろう」という隙をつくんやね。
そして、視界の外…「顎の下は死角になってる」のよ。
真下から擦り上げるように蹴ると、反応しにくい。
これをやるには、足を振り上げるやり方ではできないから、きちんと足を畳んで点を蹴る…刺すようにする事やね。
守る場合。
腰を入れず、つっかえ棒をするように…股関節から上げて蹴る。
相手の突進に負けないように、しっかり踏ん張って…槍みたいに止める。
狙うのは動きの少ない腹、あるいは骨盤の突起…股関節の上やね。
柔らかい腹なら、つま先をくい込ませてダメージも期待でき、動きも止められるから追い打ちができる…というかこちらがメイン。
骨盤は廻し蹴りでも狙うけど…とても痛いのよ。
動きも崩れるから、これも相手への牽制や追撃に繋げられる。
考え方として「カットイン」という感じになるのかな。
攻撃されて、それを受けて、やなくて…相手の攻撃ターンに割り込んで、自分の攻撃ターンにしてしまうという。
蹴りの間合いなら前蹴りや横蹴りだし、突きの間合いなら刻み突きやジャブだし。
もっと近けりゃ肘、膝、頭、と色々使って同じことはできる。
大事なのはこっちの考え方のほうかもね?