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スポーツビジネス×SNS事例集 3月のおすすめ記事10選【#スポビズSNSアンテナ】

こんにちは。3人制プロバスケチームTOKYO DIME広報 山本と申します。

現在、「スポーツ」と「SNS」マニアであり、この2つを仕事にもしている自分が下記noteサークルを運用しています

☑スポーツビジネスorSNSマーケに関する事例と考察を
☑1日1記事以上必ずシェアする
☑月額100円~のサークル

今回は、より多くの方に見ていただきたい、サークルに加入して頂ければと思い、#スポビズSNSアンテナの3月のおすすめ記事10選をご紹介!

サークルに興味のある方はぜひは下記リンクから!↓


と、前段はここまでにして記事を公開!

①⚽【2020/3/2】なぜ牛丼チェーン大手吉野家が2部フットサルチームのスポンサーに?

本日ご紹介するのは下記記事

牛丼がフットサル界を救う。吉野家とY.S.C.C.横浜が始めた「フットサルで食う」ための取り組みとは?

吉野家とフットサル Fリーグ所属Y.S.C.C.横浜(昨季2部/今季1部)のスポンサー事例についてまとめられています

■なぜ吉野家はスポンサーになったのか

①広告としての役割
「スポーツをしている方々に吉野家を思い出すきっかけを持って欲しい」という、本来のスポンサーシップのあり方

②吉野家としての社会貢献
仕事と練習でゆっくりと食事を取る時間がない選手たちに、自宅でもおいしい食事がとれるようにと冷凍牛丼を提供。=食事支援

③セカンドキャリアの受け皿となる
新入団選手を吉野家グループで好待遇で雇用しているとのこと。これはY.S.C.Cと吉野家双方にメリットがあり、

○Y.S.C.C側
好条件を提示できることで良い選手を獲得でき、好成績につながる

○吉野家側
将来の幹部候補を獲得できる
「株式会社吉野家の国内牛丼事業部の取締役5名のうち、3名が高卒で全員がアルバイト上がりです。何かに熱中してきた人たちが、そのままアルバイトから一部上場企業の執行役員となっています。皆さんのように何かにフォーカスして何かの結果を残してきた人たちは、必ず活躍できる会社です」

確かに会社側としても大学まで体育会系の部活をやり遂げた人材を獲得できるのは大きいですよね。特に外食業界は人材難が叫ばれているので。

これは双方にとってwin-winなスポンサーシップであるなと感じました


ちなみにY.S.C.C.横浜はかなり面白い取り組みをたくさんしている先進的なクラブでもあります
①どの選手からチケットを購入するか選ぶ「指名制チケット」
→売り上げが多かった選手には還元されるため選手が積極的にセールスする

②応援グッズ無料貸し出し
→ライト層の取りこみ

③試合後の「ポチ袋」
→"試合後にも、Y.S.C.C.横浜ならではの光景がある。選手によるお見送りの際に、観客がお目当ての選手や、その試合で活躍したと思った選手に「ポチ袋」を渡している。歌舞伎のおひねりをイメージしたシステムで、それも選手の収入になる仕組みだ。"

Y.S.C.C.横浜の今後の取り組みに注目です!

②⚾【2020/3/4】阪神 近本光司選手のTwitterがファン心理をしっかりと捉えている話


昨年、新人ながら盗塁王を獲得し、阪神の中心選手となった近本選手の最近のTwitterの使い方がファン心捉えてるなあと思ったのでご紹介

近本選手のアカウント↓

まず前提として、プロ野球は他のプロスポーツと異なり、「表」=試合やキャンプの様子がテレビ等マスメディアで、「毎日」「大きく」取り上げられます。

その中で、ファンが選手やチームのアカウントに求められているのは
①「裏」=プライベートやテレビでは見えない部分が見える事
②「交流」=選手と双方向のコミュニケーションがとれる事
だと思っています。

※但しこれプロ野球を始めとしたメジャースポーツ限定です。マイナースポーツがいきなり「裏」を発信しても「お前誰やねん」ってなるので(笑)、マイナースポーツに従事する人は「表」を発信し続ける事が大事だと思います。

【ここから本題】

近本選手のTwitterは「裏」の公開と「交流」がしっかりとできているなと感じています


①「裏」=プライベートやテレビでは見えない部分が見える事

もちろんこれはオフショットってやつですね。
テレビでは見れない、選手しか撮れない、宿舎やオフ日の写真を定期的に挙げています。近本選手ファンだけでなく、写っている選手のファンも嬉しいですよね


②「交流」=選手と双方向のコミュニケーションがとれる事

近本選手は、Twitterのプロフ写真を #近本photo というハッシュタグを使って募集しています。

自分の写真が選手のプロフ写真として採用されたら最高にうれしいですよね。

更に #近本photo のついたツイートをいくつかリツイートしている


これもファンとしてはたまらないですよね。ということで以上、ファン心理をしっかりと突いていて上手いなあと思う近本選手のTwitter活用法でした。

ちなみに、Twitter活用が最もうまいと思う野球選手は山崎康晃投手(横浜DeNA)です。彼が文句なしの1位だと思います

彼の凄さの解説はまたどこかで。。。。

③🏀【2020/3/9】「ストーリー」があれば弱小球団もスポンサーが集まる!

本日は島田社長による千葉ジェッツの立て直し、そして躍進についてのお話


こちら様々な媒体にエピソードが掲載されていますが、個人的に良いなあと思うのは、弱小時代「打倒トヨタ」を掲げスポンサーを獲得したというエピソード

"「NBLのサラリーキャップは1チーム1億5,000万円。これはトヨタでもうちでも同じ額です。無制限に選手の補強に金をかけられて、個人の年俸だけで数億円単位になる野球やサッカーと違い、バスケはこの範囲内でチームを作らなければいけない。だから、みなさんの協力次第で、本当に世界のトヨタを倒せる可能性があるんです。そういうプレゼンに変えたところ、これが刺さった。結果2億5,000万円の資金が集まったんです」"

「弱小チームがいつか最強の敵を倒す」というストーリーを売りにし、さらにサラリーキャップというルールをうまく活用
「皆様のお力で1.5億集めることができれば今は弱小でもトヨタに勝てる可能性があるんです!」という、非常に"刺さる"セールストークが完成し結果的に2.5億円集まったそう

従来の"広告効果"によるものではなく「ジャイアントキリング」的な"ストーリー"で弱小球団が資金を獲得するのはどの業界でも本当に参考になるなあと思った事例でした。

④⚽【2020/3/10】自腹でもメーカー提供でもない。Jリーガーの新しいスパイク入手の形

今回は、昨季J3で13ゴールを記録し今季からロアッソ熊本でプレーする浅川隼人選手の面白い取り組みの話

そもそも、浅川選手はSNSで積極的に発信を行っている選手で、昨季から面白い取り組みを沢山実施しています。

浅川選手のTwitter

昨季は年俸が0円であったということもあり、「レンタルJリーガー」という"浅川選手を時間借りして、一緒に色々なことを実施することができる"という企画を実施。
サッカー教室を行ったり、人生相談やショッピングのお付き合いまでしたそうです

その時のnote↓

そんな浅川選手が今回実施したのは
「サポーターにスパイクを買ってもらい使用後プレゼントすることで還元する」

①浅川選手の今季のスパイクは10名のサポーターが購入した計20足
②サポーター1人につき2足を購入するのだが、そのうちの1足に好きな言葉や名前をヒュンメルが刺繍。
③約1カ月間浅川が着用したあと、刺繍入りの1足を購入したサポーターにプレゼントする

という企画。ファンとすれば浅川選手への支援にもなるし、着用後自分へのプレゼントとなる

浅川選手とすれば費用がかかるスパイクを無料で提供してもらえるし、ファンとの交流も深めることができる

ファン、選手双方にとって嬉しい素晴らしい企画だと思いました

⑤📱【2020/3/11】インスタはもう「映え」メディアではない!SNSの使い方が変化している

本日は久しぶりにSNSがメインテーマの記事の共有

Twitterフォロワー1.9万人。若者文化やIT文化についての発信が秀逸なりょかちさんの記事
「速報性はTwitter、トレンドはInstagram? 初期イメージから劇的に変わりゆくSNSの使い方」

各種SNSの使用目的は下記のように変化してきており
どのSNSを使うかはその時のニーズによって変わります。
というのが記事のメインのお話
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・スポーツ実況や話題のニュースへの意見を知りたいときはTwitter
・コスメや旅行先について今の流行や詳しいレビューを見たいときはInstagram
・ガジェットやメイクの方法、ニュース解説を見たいときはYouTube
・英語の意味や医療系の詳しい情報を知りたいときはGoogleやYahoo! JAPAN
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その中で特に印象に残ったのは

Instagramといえば「映え」メディアで、キレイな写真をあげてればよいのはもうとっくに昔のこと。今、Instagramは「雑誌化」しているという話

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Instagram上での行動は「発見→感動(映え!)→いいね!」の流れから、「検索→発見→保存→見返す」に変動しているのだ。だからこそ、写真が可愛いのはもちろんのこと、「1投稿に情報が詰まっていて、分かりやすい」投稿が求められている。
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なるほどなーと思いました。
Instaはトレンドの検索に使われるようになったことにより、
「画像」メディアから「画像+テキスト」メディアへと変化/進化しているんですね。

⑥🏀【2020/3/15】ピンチから生まれた発想「金丸カメラ」が面白い

無観客での公式戦開催となったBリーグ

本日の三河vs横浜の試合で「金丸カメラ」という、リーグ最高の3Pシューターの一人金丸晃輔選手にだけ密着し続けるという企画が誕生しました

#金丸カメラ
のついたツイートもタイムライン上でかなりの数発生しており非常に良い企画だったのではないでしょうか。

これも無観客となり「何か楽しんでみてもらう方法はないか」と考えたからこそ生まれた企画。
ピンチから生まれた「1人の選手だけを見続ける」という新たな観戦スタイルの登場かもしれません。

他のチームでも是非実施してほしいですね!
「河村カメラ」はちょっと安易だけどかなり流行りそうな気がします

⑦⚾【2020/3/17】各球団"試合"が中止になり"練習風景"にも価値があるとわかってきた話

今回紹介するのはこちらの記事

「山岡&山本の“伸びすぎる”キャッチボールにファン驚愕 「最強の2人」」

プロ野球オリックスがInstaで公開した、チームのWエース 山岡選手と山本選手のキャッチボールの伸びが凄すぎると話題になりバズっているという記事

オリックスのInstagramはこちら


通常ならこの時期、オープン戦のハイライトなんかが球団からの発信の多くを占めるだろう中、その試合が中止になったため「練習風景」が主な発信コンテンツにならざるを得なくなっています。

しかしながら、この「練習風景」ファンにとってはとても価値が高いんですよね(プロ野球のキャンプには1日で数万人のお客さんが訪れることでそれは証明されていると思います)

プロ選手=一握りの"超人"達の練習風景はそりゃあ凄いに決まっているんですよね。
・150km超を投げる ダルビッシュ選手のキャッチボール
・50本HRを打つ バレンティン選手のフリー打撃
・中村俊輔のフリーキック練習
・ステファンカリーの3P練習
野球に限らずどれもバズりそうですよね(笑)


話は戻りプロ野球に関して言うと、「練習風景」の発信の価値に各球団が気づき始めると、
「表」=試合の様子はマスメディアで
「裏」=練習の様子はSNSで
発信されるようになり、プロ野球は更に最強のコンテンツになっていくのではないかなと思いました

⑧🏐【2020/3/26】バレーYouTuberは今狙い目かもしれないという話

今回紹介するのは、V2 に所属するヴィアティン三重のYouTube

2部リーグに所属しチームのTwitter/IGのフォロワー数が2,500-3,500ながら、YouTubeのチャンネル登録者数が1.57万。しかも93万再生を叩き出すバズリ動画も配信しています

バズリ動画はこちら↓


YouTube内で調べてみましたが、おそらくバレーYouTuberは現状かなりブルーオーシャンだと思われます

一番多いのが【さんくーる】というグループYouTuberで登録者数17万ほどでこの一強のように思われます。

(バスケはともやん、早朝、SBヒーローズなど結構ひしめき合ってますよね)

しかしながらバレーは男女がプレーするので競技人口も多く、【ハイキュー】という人気マンガもあり需要は一定程度存在

つまり、今スポーツ×Youtube狙うなら確実に「バレー」と言えるのではないでしょうか?

⑨⚽【2020/3/28】ファンとのオンライン交流会は今後のトレンドになるそうだなと思う話

鹿島 オンラインファンミーティング初開催 伊藤&遠藤がファン2組と“会話”楽しむ
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・Jリーグ鹿島がビデオ会議システムを用いた「ファンミーティング」を28日に初開催。
・FW伊藤翔(31)とMF遠藤康(31)がクラブハウスから中継を繋ぐ形で、2組のファンとの会話をオンライン上で楽しんだ。
・初回の今回は、選手が2人1組の4チームで競った「Futmesa」(サッカー卓球のようなもの)の優勝予想ペア(伊藤、遠藤)を当てた中から抽選で2人の当選者を選出した。
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チームの企画の賞品として選手2名とファン2組とのオンライン交流会を行ったそう

これ、ファンとしては特別感がありますし選手としても接触のリスクを避けつつまた移動の手間も避けつつファンサービスができるので良い企画だなあと感じました

また、選手たちの間で最近Instaライブが流行っていますよね
八村選手×渡邊雄太選手×馬場雄大選手での配信や
ダルビッシュ選手×八村選手の配信など

・ファン選手共に場所を問わない
・配信側が指定した一定期間だけ双方向交流ができる(リアルだと引き留めとかがあると退散するのは中々心苦しい)
・接触のリスクなし
・移動の手間なし

など、ファンとの交流においてかなりのメリットがあり、今後「オンライン交流会」というのはトレンドになるかもしれませんね。


⑩⚽【2020/3/30】プロチームが地域の体育館のネーミングライツを取得した話

フットサルFリーグ所属 バルドラール浦安が浦安市運動公園総合体育館・屋内水泳プールのネーミングライツ取得

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☑ホームアリーナである浦安市運動公園総合体育館・屋内水泳プールのネーミングライツを取得
☑愛称は「バルドラール浦安アリーナ」
☑期間は10年間
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プロチームがホームアリーナのネーミングライツを民間企業に売りスポンサー料をもらう例はありますが、プロチーム自身が取得するのは珍しい例だなと個人的に思いました

ただ、プロ野球/Jリーグ以外のスポーツにとってはチームの名前を売ることはとても大事なことなので、普段市民の方が使っている施設に自チームの名前を付けるのは素晴らしい施策だなと思いました。

そうすることでチームの知名度アップ、そしてそれが来場者にもつながるのではないでしょうか

⑪続きはこちらから!

以上3月のおすすめ記事10選でした!

このような情報を【1日1記事以上必ずシェア】しております。

有益だなと思っていただいた方は、ぜひ下記サークルご登録ください!(月額100円です)

スポーツ業界で働く方/志す方にとって、自身の携わるスポーツ以外の情報にもアンテナを張ること、また今やスポーツチームにとって欠かせないツールであるSNSにおけるアンテナを張ることは必須であり、このサークルは必ずやそれに役立つものになるはずです。

現在40事例以上溜まってきており、少しずつ有益なサークルになってきているかなと思っています。

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2月分の記事も無料公開しているのでよければこちらもどうぞ!


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