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ヒトと人が分かり合うために必要なものってなんだろう

*昨今の国際情勢について特定の見解を持って主張している訳ではないことを事前にご了承ください。

「こんなつもりじゃなかったのに」「どうしてこんなことになってしまうんだろう」と思いもよらない形で人間関係がこじれるケースがここ最近何件かあった。

  • 自分が運営するスクールの生徒間で

  • 自分の知り合い同士で

  • 自分が属するSNSコミュニティで

皆それぞれが良かれと思い行動しているにも関わらず、何故すれ違うのか。思うに、「自分の当たり前≠他人の当たり前」という意識が欠落しているのではないだろうか。共通のゴールを持って協力する間柄だったとしても、進行のペースや表現方法の違いにより、達成に至るまでの過程には恐ろしいほどのズレがある。会社などの組織はおろか、個人間のコミュニケーションであってもだ。

必要なのは前提条件の共有

なら欠かせないのは互いについてをより深く知ることだと思う。
その人の過去・現在・未来についての状況把握ができていれば、不用意に精神的なトラウマや地雷を踏み抜くこともない。

昨今のロシア・ウクライナ情勢についても言えることだが、メディアの多くがロシアを非難する内容を報道している状況を僕はあまり快く思っていない。一方の目線に立った情報だけでは客観的な状況が見えないからだ。
勿論ウクライナ侵攻には非難されるポイントがあるかもしれない。しかしロシア側にも行動原理がある。過去の国際問題や宗教的な関係性により複雑に絡み合った状況であることを忘れてはならない。だからこそ前提条件の共有/状況把握が必要だ。

「ロシアの倫理」で読み解くウクライナ危機(テレ東BIZ)

「紛争でしたら八田まで」
ウクライナの成り立ちや国家としての特徴について詳しく学べる。

究極の処世術「いい人戦略」

翻って、個人間・コミュニティ内の問題についても当事者それぞれの状況把握はやはり欠かせない。とは言え毎回ここまで丁寧なコミュニケーションを徹底するのもまた難しい。そこでオススメの処世術が「いい人戦略」だ。

ホワイト社会を生き延びろ!“いいひと”戦略 徹底解説 岡田斗司夫ゼミ

いい人になるためには「イヤな人になる努力をやめる
  A 欠点を探す
  B 改善点を見つけて提案する
  C 陰で言う
  D 悪口で盛り上がる
  E 悲観的・否定的になる
  F 面白い人、頭の良い人、気の合う人だけで集まる

「超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略」目次より
岡田斗司夫 FREEex (著)

文章にするとあたかも当然の、簡単なものに思えるかもしれない。
が、この「イヤな人になる努力」をやめられない人は結構多い。
僕自身、例えば「改善点を見つけて提案する」ということをついつい他人に対してしてしまうことがある。しかし本当にその人のことを思うのならば控えるべきだ、ということが今なら身に染みて実感できる。
詳しい内容については動画または本のチェックをオススメします。

ささいなことでも言葉にする努力を

普段生活していると「こんなこと常識だよ」「わざわざ言うまでもないね」という言葉を聞くことがある。
が、それは違う。言わなければ伝わらない。そして自分が思っている以上に周りには伝わっていない。
例え口にして伝えたとしても、それは自分が「相手に伝えた/伝わった」と認識しているだけではないか?相手は自分の意図を誤って理解しているのではないか?
家族や恋人ですらすれ違うことがある以上、「言ったから大丈夫」は最早何の意味も持たない。だからこそどんな些細なことでも言葉にすることと、それを相手が正しく理解してくれているか確認することは極めて大事だと思う。この記事を自分にとっての備忘録とし、ヒトと人とがより良く分かり合える様日頃から意識していきたい。

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