見出し画像

田舎で育ったからわかったこと

私は大自然に囲まれて育ちました。360度緑。大分県の某山の中。県内でも田舎といわれる町のさらなる田舎、その町の「3大田舎のひとつ」と呼ばれていました。いわゆる「陸の孤島」です。

子どもの頃は、野山をかけめぐり、川で釣りをしたり、どじょうやハエ(ハヤ:魚)、サワガニを取ったり、山の中のツタでブランコを作ったり、夏は山にカブトムシやクワガタを取りに行ったり、今から思えば、かなりたくましく育ちました。祖母や母の作った漬物や料理、食べる直前で畑からとってくる野菜が食卓に並ぶことが当たり前の生活でした。
冷蔵庫の中に野菜が入っている記憶はありません。

だから、トマトや柿なども完熟の味を知ることができたし、大きくなりすぎた野菜の食べ方の知恵も自然と身に付けることができました。

画像1

水道から出る水は、山の奥の方から直接ひいている天然水。大雨がふれば、水道から茶色の泥が混じった水が出てくるので、母などが、すぐに綺麗なうちの水を桶に溜めていました。お風呂はそのまま茶色いままのお湯で。そして、五右衛門風呂。ぬるくなったら、下から杉の葉や木を燃やしてもらっていました。

今から思うと、かなり田舎生活ですねw。でも、とても「豊かなこと」だと感じます。水や空気のおいしさ、野菜や野草のおいしさを毎日体感なんて、なかなかできません。

画像2

小学生の頃は、学校までの4kmの道のりを幼なじみと歩いて通っていました。帰りは、花を摘んだり、野いちごを取ったりしていました。今の時代からいえば、連れ去りとか心配されるレベルの距離を歩いていたように思います。

おかげで、毎年、学校から靴が支給されていました。その村にはコンビニも信号もなく、数年前に携帯のアンテナたったレベルです。今でも全ての携帯のキャリアはつながらないと思います。

はじめて、ファーストフードを食べたのは、高校生の時。
高校の修学旅行で、東京へ行った時、あまりの汚さ、空気の悪さにうんざりし、水道の水があまりにまずく、普通に顔を洗ったら、肌にしみるのにびっくりし・・・。こんなところ、住めない!と思ったのを覚えています。

画像3

そんな私も今は都会暮らし。水もしみません。「都会の水に慣れた」のでしょう。

けれども、生まれてから18年間で培われた「ほんもののおいしさ」「自然と共存する」ということは、今の私の仕事や活動に、リアリティある「強み」として役立っています。

だからこそ、上っ面でなく、地域の問題や課題も感じやすく、見えてきます。そこで、私ができることは、その課題を解決するために、何を提案し、実行できるかだと思っています。

このド田舎で育ったからこその経験や感性を大切にしつつ、オーガニック、サステナブルな暮らし方を伝わりやすい形で、提案していきたいと思っています。

Be Organic Market オフィシャル
Be Organic Market ヤフー店
* Youtube:レシピ紹介→ Have a good recipe!
オーガニック・キッチン from エールマーケット
* Instagram
@akixmelody
@be_organic_market

画像4

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?