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【振り返り】松本俊明の夕暮れノクターン(2024年7月24日放送回)

「松本俊明の夕暮れノクターン」。
毎週水曜日の夕方6時30分から45分までMROラジオで放送されている15分間番組である。
僕はこの番組が大好きで明日で8月に突入するが一度も欠かすことなくリアルタイムで聴いている。
さきほど7月最終週の放送が終わった。
今回も言うまでもなく至福の15分間であった。

映像のないラジオに声や言葉の表現、音楽と耳からの情報が100%の世界でこの番組は頭のてっぺんから爪の先まで15分間隙間なく耳をしあわせにしてくれる。すなわち心もしあわせにしてくれる。

今日の放送で前回のradiko配信期限がきれることになるので先週の放送について少し詳しく書いてみようと思う。
先週はありがたいことに僕のお便りと詩を人気コーナー「ピアノジャーニー」で選んでいただき石橋弘崇アナウンサーの朗読と松本俊明さんの即興演奏というとてつもなく贅沢な組み合わせを堪能させていただきました。

以前、シンガーの城南海さんが歌う「もらいもの(作曲:松本俊明さん)」をラジオで聴いてふと思いだした祖母とのエピソードをお便りにしてお送りしたものでした。

「あたわり」とは、人が抗えない神様から与えられた運命といった意味をもつ石川、富山に伝わる方言です。
昔よく祖母が僕に「それもあたわりや」と言って励ましてくれたことを思い出したのです。
「もらいもの」と与えられた運命の「あたわり」が重なったのです。
僕は昔からこの「あたわり」という言葉か好きで祖母が亡くなってから大好きだった祖母を思って「あたわり」という詩を書いていました。

番組の趣旨からは少し脱線しているかもしれないけれど僕は松本さんと石橋さんに想いをお便りという形で毎週お伝えお届けしたいし番組で使われなくても詩を添えてお目通し願えればと、それが今の僕の生きる糧になっているのです。
地元のラジオ局で世界的な音楽家で尊敬する松本俊明さんの番組がはじまったこと、それに伴い松本さんが石川県に寄り添ってくださっていることの幸運とありがたさを噛み締めています。

アシスタントの石橋弘崇アナのお人柄も知るにつれ出来るなら、ずっとこれからも石川県にいてほしいと願っています。石橋アナの不屈で屈強で前向きなチャレンジ精神は基本ネガティブな僕にはとても良い刺激を与えてくれる存在です。それは若さだけではない培った人間性がそうさせているのだと思います。放送内でも松岡修造さんのファンだと熱烈に尊敬していることを公言されている石橋アナ。その松岡修造さんのパッションで、「Why」ではなく「How」で考える。なぜそうなったのかで立ち止まらずどうすれば打開できるのかの精神を心がけていると。そのマインドは自分に不足しているものでもあると自覚しているからこそ一人のアナウンサーとして、言葉のプロとして、石橋アナも尊敬しています。何が嬉しいかというと尊敬している方に自分の詩を触れていただけることなのです。
先週は運良く取り上げていただけましたがこれからも手紙を書くように、感想や想いを伝えるためだけでもお便りを、詩という形を添えて送り続けたいと思っています。

最後に先週選んでくださった「あたわり」という詩を残しておきます。









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