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【山羊日記#39】西高東低の左側

方言・訛り・習慣・しきたりなのかわからないことがいっぱいある。ありすぎてなにがそれなのかすら気づかない、思い出せないことがある。
なんでこんなことを言ってるのか。それは年の瀬のなんだか外がせかせかしているからだろうか。
(ちなみにせかせかしているは通じているだろうか?ソワソワと忙しなくしている様のことをいう意味だが、これも地域限定なのか不安になる。が、ググらない)

日暮れは早く、午後5時前には自動車はヘッドライトを点ける。
ハイビームなのかライトが昔より眩しい。光の強さが尋常じゃない。目がくらみ残像は消えず、逆に事故るぞ…などと運転に集中するも我先にとなんだか乱暴な運転をする車多し。
この師走、そして明けても冬の寒い時期は運転の疲労は2倍以上な感覚。

車社会の地方。
東京の時間通りにやって来る地下鉄乗り換え逆算移動の便利さと己の精神力を保つ強さ。
二極化を天秤にかけるも今の日常は車社会。
道を譲ればプッ!とクラクションで「ありがとう」の意味。
ドリカムの「愛してる」のサインじゃあるまいし、やかましいメッセージ送信なんていらない。車のクラクションは心臓に悪い。ビクッとなる音は聞きたくない。確か最低限緊急時以外クラクションて使っちゃいけないと自動車学校で習った気がするがあの頃と常識が変わったのか?


「今日はよく信号にぶつかるなー」

決して信号機に衝突したわけじゃないんですよ。
私の住む世界ではよくこの表現を使うんです。
赤信号で止められることが多くてなかなか進まないなーって時。
これって当たり前だと思ってるんですが、どうなんでしょう。伝わらない言葉なんですかね。(これもあえてググらない)


「まだ信号寝てるんだー」

これは真夜中や早朝、信号機の黄色が点滅してる時に使います。


「ねずみとり」

多分これは全国共通ですよね…(不安)
この時期は赤い目を光らせた警察が忍者か探偵の如く看板や塀に隠れてなんでもいいから検挙しようと躍起になってます。
このなんでもいいから…に、ひっかかる。
勿論たった1キロでも超過すればスピード違反です。スピードを守らなかったドライバーが悪いのです。シートベルトもそう。スマホのながら運転もそう。ここに言い訳も弁解の余地はなし!ドライバーの責任です。
でもねずみとりの言葉の響きは気持ちのいいもんじゃない。それはなんでなのか…
その警察官の隠れてる格好を嫌というほど見てきてるからなのか…
本当に息を潜めて狙ってるのがあからさま。
そして勝手に脳内に再生されるんです。
「お!隠れろ隠れろ!次の獲物がくるぞ!」
「かかれ〜。かかれ〜。なんでもいいからひっかかれ〜」と…
(あくまでセロトニン不足の私の妄想です)


日照時間も激減。
セロトニン…プリーズ。
週間予報は傘か雪だるまマーク。
これが西高東低の日本海側に生まれたさだめ。
貴重なオリオン座。
忙しなく殺気立った車の往来。
真っ赤に目を光らせる警察官。
白い雪景色に映えるパトランプ。

なんだかなぁ〜(阿藤快(海)さん)

やるせないから歌を聴こう……。
中島みゆきさんの「うらみ・ます」
梶芽衣子さんの「修羅の花」
中森明菜さんの「難破船」
さだまさしさんの「防人の詩」
エトセトラ………

これが西高東低の風物詩。なんじゃそりゃ。

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