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【山羊日記#4志村けんさんというおまじない】

少し前のこと、布団に入り天井を見上げて
「0歳から100歳以上まで笑わせられるのは志村けんさんだけなんじゃないかな~」なんて考えてた。
国民栄誉賞、まだ贈られてないのはなんでなんだろう。
こんなに日本に笑いをプレゼントしてくれた人はいないのに。
たしかに面白いお笑い芸人さんは何人もいる。
でも志村けんさんは年齢に関係なく笑わせてもらった思い出にあふれている。
志村けんさんとゲスト共演していた研ナオコさんも柄本明さんも吉幾三さんも歌手や俳優さんなのにあんなに面白くって何度も観たくなるのは志村けんさんの人を見る目が長けているからなんだと思う。
同時に大きな人望があったんだと思う。
人を惹きつける魅力。
どういう経緯でコンビを組んだのかはわからないけど志村さんがこの人となら面白いことが出来るんじゃないかと思い立たなければあの奇跡的な笑いは生まれていない。

昨年末の特別ドラマで志村さんを山田裕貴さんが演じてらした。
加藤茶さんを勝地涼さんが。
いかりや長介さんを遠藤憲一さんが。
志村さんのドリフターズ加入までのドラマやコントの再現まで、不思議なドラマだった。
見入ってしまった。
勝地涼さんの予想以上の加藤茶加減。うまかった。ものまねとかではなく加藤茶さんだった。
遠藤憲一さんもしっかりすっかり長さんだった。
そして山田裕貴さんの志村けん。
すーっといつの間にか心に入ってくる。
愛嬌があって親しみやすくて照れ屋で真面目な志村けんさんがそこにいた。
山田裕貴さんをもっと知りたくなった。
底知れぬ魅力を感じた。
きっと山田裕貴さんも沢山の人に愛される人なんだと思う。

重たいニュースや社会の空気が充満している今だからこそ笑いは必要不可欠だと思う。
新作の志村けんさんのコントはもう観られないけどこれまで志村さんが残してくださった沢山の作品がある。
これは僕らの宝だと思う。

【志村けん=笑】

もはやこれは笑わずには乗り越えられない現代のおまじないに近い共通語だと思う。

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