見出し画像

”デジタルマーケティングできる”って何?

新卒から、なんだかんだ6年半ぐらいはデジタルマーケティング関連のことやってた。
6年っていったらそこそこ長いけど、私はいまいち自信を持って”デジタルマーケティングできます!”とは言えない。

ていうかデジタルマーケティングできるって何なんだ。


定義から考えてみる

”マーケティング = 売れる仕組みをつくる”
  ↓
”デジタルマーケティング = ”デジタルで売れる仕組みをつくる”

おー、なんか、それっぽい。

マーケティングの有名なフレームワーク「4P(Promotion、Place、Price、Product)」が全部含まれると考えると、その範囲は相当広い。

でも一般的には、インターネット広告とかのデジタルプロモーションの印象が強いかな。

粗いけど自分なりにまとめてみる

定義はまあ、それはそれとして、じゃあ「できる」という状態って何?

①全体像がわかり、コーディネートできること
②実際の運用が (自分で and/or 人の手を借りて)できること

①全体像がわかり、コーディネートできること
全体像がわかるってなに?というのを乱暴にまとめると、構成要素とそれぞれの関係を知っているということ。
例えば、運用型広告からSEM,SNSまで、どういうものがあるのか知ってて、それぞれがどう関連してるのかがわかること。
(もちろん、それを語る上で必須のCTR,CPAなんかの数字もわかる必要がある。最近はどのMAツールをどう導入するか、なんてとこまで入ってくるから難しいよね)

何があるのかはいろんな本やネット記事にも載ってる。この記事の図とかきれいにまとまってて、とても参考になる。

関係性を実感を持ってわかるようになるには、ある程度実践経験が必要なのでは。

更に大事なのは、それらを知った上で、コーディネートできるということ。
何にいくら使うべきか? どのぐらい労力をかけるべきか? ばらばらの施策を関連付けてよりよくするには?
リーダー、マネージャーレベルに求められるのはここ。


②実際の運用が (自分で and/or 人の手を借りて)できること
これは書いたまんま。
実際に施策を回せること。

別に自力でやんなくても、代理店さんや他の組織メンバーにお願いでもいいと思う。

ただ、代理店さんにお願いするのであっても、
自分一人でも回せるぐらいの手法・ツールの理解があった方が、指示出しや提案への判断の精度も上がる。

あとは、いざという時は自分でできるから、小回りが利いてスピーディーにことが進められる。
クリエイティブ自分で作れる人とか、強いよね。

安定運用のために必要なものは、ずばりプロジェクトマネジメント力。
組織・商材にもよるかもだけど、デジマ担当の多くは複数施策をかけ持ってるのでは。そのどれにも入稿締め切りがあって、それにあわせて制作物を用意して・・みたいな進行をこなせる力は必須。

改善のために必要なものは、仮説構築力と、結果へのコミットメント。
このターゲットにどうやったらリーチできるんだ!?と追及することで、既存ツールの使い方を変えたり新しいツールや施策を試すことができる。

ターゲットは何で動かないんだ?どうやったら動くんだ?を追求することで、クリエイティブやLP、SNSなどなどコミュニケーションの在り方全体は変わる。


ここまで書いてみて、上に書いたことが100%できるという意味での「デジタルマーケティングできます!」はまだ言えないけど、「①はここまで、②はここまでできます!」ということは言えるかなと気づいた。

自分の現在地把握、大事だよね。ということで一旦今回はここまで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?