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【要約】適職の地図|誰でも楽しく簡単に適職を見つける方法

「楽しく簡単に自分に合う仕事を見つけたい。。」

そんな方にぴったりの一冊を紹介します。

⬇︎こんなあなたにオススメ⬇︎
・自己分析ってツライ。。
・自分の強みがわからない
・自分に合った仕事が何なのか知りたい
・適職の探し方がわからない

今回は土谷愛著「適職の地図」について解説していきます。

本書は、強み発掘コンサルタントとしてこれまで500人以上の自己分析・適職探しをサポートしてきた著者が開発した、まったく新しい自己分析メソッドによって、誰でも楽しく簡単に実践できる適職の見つけ方が解説されています。

本書に書かれている自己分析メソッドを実践すれば、新たな自分の強みが発見できたり、適職の探し方を理解することができます。一緒に学んでいきましょう!

自己分析でよくある間違い

この自己分析を進めていくうえで、忘れてはいけない原則があります。それは強みは限られた人だけが持つものではなく、全員が持っているということです。

人は皆それぞれ特徴を持っていますが、その時点ではまだその特徴は強みでも弱みでもありません。状況や達成したい目的があるときにそれらの特徴が強みになったり弱みになったりします。

例えば、もしあなたが細かい作業が苦にならない性格だとします。その場合、力仕事の場面では強みにならないかもしれませんが、人から細かい手続き作業を受託する場合、これは大きな強みに変化します。

このように、自分の特徴の上手な活かし方を見つければ、その特徴は強みになります。強みは何も優秀な人だけが持っているのではないのです。

理想の未来が定まったら、人生に迷いがなくなりました

自己分析メソッド最初のステップは「理想の未来を決める」です。

本書の中で、著者は適職を「理想の人生を叶える仕事」と定義しています。自分にとって本当に行きたい魅力的な目的地を設定できれば、人生から迷いが減ります。

ですが、理想の未来と言われても即答できる人はそうそういないと思います。本書では「理想の未来=手に入れたいもの×なりたい姿」と定義し、それぞれの要素について検討することをすすめています。

手に入れたいもの・なりたい姿は、それぞれ以下のような項目について自分の理想を書き出していきます。

【手に入れたいものの項目】
✔️住むエリア
✔️食生活
✔️人付き合い
✔️休日の過ごし方
etc….
【なりたい姿の項目】
✔️尊敬している人
✔️好きなキャラクター
etc…

この辺の詳しいやり方は著書を読んでみてください。

そして、書き出したこれらをランキングにして、上位に来たものをあなたの目標とする理想の未来に設定します。

やりたいことを見つける方法

次のステップは「やりたいことをあぶり出す」です。

本書ではやりたいことを、「理想の未来」を達成するための手段と定義しています。そのためお金にならないことや、社会にとって価値があると言えなくても、それは立派なやりたいこととして成立します。

やりたいことは、前章で設定した理想の未来から逆算して考えます。例えば「庭付きの一軒家に住む」ことを理想の未来にした場合、その一軒家を購入するための資金を用意するための行為(貯蓄や転職、副業や起業など)は全て「やりたいこと」になります。

また、やりたいことをあぶり出す上で大事な鉄則がいくつかあります。

鉄則その1:やりたいことは途中で変わってもOK

やりたいことは途中で変わっても問題もありません。なぜなら、理想の未来自体が変わることがあるからです。人は置かれた環境などが変われば、自分の理想とするものも変わっていくのが自然です。

鉄則その2: やりたいことはいくつあってもOK

やりたいことはいくつあっても大丈夫です。先ほども言ったように、やりたいことは理想の未来を叶えるための手段です。手段は多いに越したことはありません。

やりたいことがいくつもあると、どれも中途半端に終わってしまうのではないか。と心配してしまう人は、やりたいことに優先順位をつけて取り組むことをおすすめします。

自分の強み、3つ言えますか?

次のステップは、「自分の強みを知る」です。

本書では、強みを大きく3つに分けています。

✔️先天的な強み
✔️後天的な強み
✔️資源の強み

それぞれどのような強みが自分にあるのか見つける方法を解説していきます。

1.先天的な強み

先天的な強みとは主に「外見・性格」のことです。これらを武器にできるととても強力です。なぜならある程度生まれながらに持っているため、努力や意識がそこまで必要ないからです。

<先天的な強みの例>
・背が高い
・声が低く落ち着いた印象に見られる
・運動より頭を使って思考する方が得意

これらを探すときのコツは、「コンプレックスから考える」です。なぜならコンプレックスというのは見方によっては強みになるからです。

例えば、人の目が気になってしまうという性格上のコンプレックスがある場合、それは人の表情・感情を敏感に読み取る能力がある、とも言えます。

2.後天的な強み

本書で後天的な強みとして以下の4つが紹介されています。

✔️経験(実際に見た、聞いた、やったことがある)
✔️知識
✔️スキル
✔️実績(経験・知識・スキルを客観的に証明できる事実)

後天的な強みの特徴は、「いくらでも増やすことができる」ということです。普段の生活で多くの経験をすることで、それを知識・スキルに変換し、さらに実績へと昇華することで、強みはどんどんと増えていきます。

後天的な強みがあると、他人から信頼されやすくなります。その人がこれまで何に時間やエネルギーを割いてきたかが客観的にわかりやすいからです。

3.資源の強み

資源を活用すれば、心身の健康を回復し、他の強みを効率的に増やすチャンスが増えます。

本書では強みになる資源として以下の4つが紹介されています。

<強みになる資源>
✔️時間
✔️お金
✔️モノ
✔️人脈

これらは決してなくてはならないもの、というわけではありません。資源を増やす工夫や、資源を使わずに理想の未来を実現する工夫をすることで解決します。

例えば、人脈が必要であれば新しいコミュニティに参加したり、時間が必要であれば優先順位の低い用事をカットして時間を捻出したりできます。

ゴール・中間地点・メインクエストを設定する

次にやるべきは「ゴール・中間地点・メインクエストを設定する」です。

これらを設定することで、漠然と遠くにあった「理想の未来」を近くに感じることができ、そこに至るまでの道筋も見えてきます。

なお、以下に出てくる期間(3ヶ月や1週間など)は好きに変更しても構いません。

【現在地を決める】
・今日がやりたいことに取り組んで何日目か。
・やりたいことの成果について定量化する。
【ゴールを決める】
・やりたいことをやって3ヶ月後にどうなっていたいか。
【中間地点を決める】
・やりたいことをやって1ヶ月後/1週間後にどうなっていたいか。
【メインクエストを決める】
・中間地点間やゴール〜中間地点間でやるべき行動を洗い出す。

理想の未来を達成する裏ワザ

この自己分析メソッドの最後は、「待ち受ける危険とその回避方法を設定する」です。これは、理想の未来を達成するためのとっておきの裏技として紹介されています。ここまで実践できれば、理想の未来の達成にグッと近づきます。
気になる方はぜひ本書を読んでみてください。

まとめ

今回は、土谷愛著の「適職の地図」について解説しました。
著書ではこの記事に書かれている内容がより詳細に、そしてワーク形式で書かれています。そのため本の中に用意された表に実際に書き込みながら、適職探しを進めることができるようになっています。
「楽しく簡単に自分にあう仕事を見つけたい!」という方はぜひ手に取って読んでみてください。


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