見出し画像

【宣伝会議賞】通過予想コピー公開 25.日本郵船

こんにちは、秋です。

こちらの記事では、第57回宣伝会議賞の「一次通ったのこれかもコピー」を公開しております。

それでは早速いきましょう、どん!

■今回の課題

遂に残り10課題!
今日は、

画像1

26.日本郵船

課題は、
海運だけでなく多様な分野にチャレンジし、最新技術を取り入れつつ一致団結して未来を目指す、日本郵船グループの魅力を伝えるアイデア

募集ジャンル
キャッチフレーズ/テレビCM/ラジオCM

という内容でした。むむ。


■予想通過コピー

この課題で僕の結果は、
一次通過:1本
でした。

この日本郵船、実は今回の宣伝会議賞に応募した全3500本のコピーの中で、
受賞を狙えるのではないかと一番自信のあるコピーがあった課題でした。

そして全体的にも結構好きなコピーが書けていたので、
一次審査の複数通過
協賛企業賞受賞

を、狙っていました。

でも結果は一次通過が1本。
もちろん受賞もできませんでした。

これが今の僕の実力なんですね。書く力も、見極める力も。
でもぜんぜん後ろ向きではありません!
こうやって地道に経験値を積んでいくことしか成長する方法はないと思っているので(僕の場合は)これもチャンスだと思ってます。

一番良くないのは、無かったことにして向き合わないこと。

こういうnoteのような媒体で公にするのは良いことだと思ってます。
それでは今回も、自分の中では良い方だと思っていたコピーを選んだので出しました。

最適なsendが、最適な鮮度を生む。

石油を運んでいる。
つまり、プラスチックもタイヤも灯油も運んでいる。

世界は、一つの大きな国と考える。

アメリカと言えばNY 日本と言えばNYK

日本郵船には、海と、陸と、空の、その道のプロがいます。

陸・空・海。頭の文字を取ると、「りそう」です。

日本郵船が止まると、日本が止まる。

横浜の文化遺産じゃない、日本の文化遺産だ。

そして、本気で協賛企業賞を狙っていたコピーがこちら・・!

物を運ぶ。
物語も運ぶ。

だったんだけど、ダメだった~~、、><

課題が、「日本郵船の魅力を伝えるアイデア」だったので、

物を運ぶ。
という多くの人がなんとなく既に知ってるイメージを前半に置き、
物語も運ぶ。
という、日本郵船が築いてきた歴史、そして全世界で活動する壮大な事業の未来を「物語」という言葉を後半で表した。というのが作品意図です。

一行で短い!字面もいいじゃん!
歴史と未来のストーリーも想起できる!
ということで個人的には手応えあったのですが、まだまだ自己陶酔から抜け出せていなかったですね。

ただ、しっかり記録に残しておきます。
2019年11月の時点で、僕が一番良いと思っていたコピーがこれでした。
これを超えるコピーをまだまだ量産しないといけない。


■訴求点

日本郵船では、「全世界で活動」「陸海空全部やってます」「届けることの重要性」「文明や社会に貢献」「壮大な歴史」「氷川丸」等のキーワードを出していました。
選出したコピーの切り口は、

・最適なsendが、最適な鮮度を生む。
・石油を運んでいる。つまり、プラスチックもタイヤも灯油も運んでいる。
➡ 届けることの重要性

・世界は、一つの大きな国と考える。
・アメリカと言えばNY 日本と言えばNYK
➡ 全世界で活動

・日本郵船には、海と、陸と、空の、その道のプロがいます。
・陸・空・海。頭の文字を取ると、「りそう」です。
➡ 海運だけではなく、陸や空の事業もしている

・日本郵船が止まると、日本が止まる。
➡ 生活に大きな影響を与えている

・横浜の文化遺産じゃない、日本の文化遺産だ。
➡ 氷川丸という文化遺産がある

・物を運ぶ。物語も運ぶ。
➡ 歴史も未来も作った会社

という感じで考えていました。

いい結果を出せなかったのは悔しいんですが、協賛企業賞を受賞されたコピーには一本取られたという感じなので納得かな・・!
それがこちら

郵、やっちゃいなよ。

こうきたか~!

いやこのコピー、すごく具体的なソリューションがあると思うんです。

日本郵船という「カタそう」「なんかよくわかんない会社」というハテナマークの状態に、YOUやっちゃいなよ。という多くの人が知っているフレーズで訴求することによって、一気に受け手への距離が縮まっている気がする!

「日本郵船って、こんなフランクな面あるんだ」
「どんな会社なんだろう。面白そう」
みたいなイメージ湧くのが想像できるもん。

そしてこれは関係者や働いている方へもベネフィットがある。
郵、やっちゃいなよ。というスローガンのもと、気軽なノリで「やってみるか」という気持ちにさせてくれる。
目の付けどころが、シャープでしょ。
のコピーでSHARPの業績が上がったように、内側の人達に向けた訴求にもなってるコピーだと思います。

しかし改めて、YOUやっちゃいなよ。って言葉、名言だな(笑)


■こんなことしました

最後に、力を入れて取り組んだ点です。

日本郵船の課題では、
・日本郵船歴史博物館に行ってみた
・氷川丸にも乗りに行った

画像2

画像3

画像4

ということをしました。

これ、本当に行ってよかった!!

去年の宣伝会議賞期間
8月30日~11月6日の間、僕は仕事の休みが10月10日の1日しかなかったんです。

それ以外は毎日12時間以上働きづめ。
コピーを書くのは深夜だけでもできますが、こういう体験型のリサーチというのはまとまった時間がないとできない。

なので10月10日が休みになった瞬間、最も効率よく宣伝会議賞に注力できるプランを作成。
結果、お昼にグルメ杵屋で食事をし、そのあと横浜に行って博物館と船を見るというコースを満喫しました。


画像5

そじ坊のお子さまプレート!!
からの、

画像6

日本郵船の歴史博物館
館内は撮影NGでしたが、資料をたくさんゲット。

画像7

氷川丸にも乗ったよ!
かっこいい~


ただ、博物館と氷川丸
正直言うと、コピーに繋がるようなアイデアはそんなに得られなかった。
でも、日本郵船という企業を知って、

日本郵船って、日本にすごい影響を与えた会社なんだ!!

課題解決のために、コピーでなんとかご協力したい!!

というモチベーションを頂くことができました。
それまでは35課題の中の1つとしてしか考えてなかったのですが、どうにかいいコピーをかけないかと優先順位は最強クラスに。

その結果、僕の中では自信作ができたつもりだったんだけど、受賞には繋がりませんでしたね><

熱が入っていると俯瞰的な目で捉えることが難しくなってしまう。
もっと時間と距離を置いてから、第三者の観点で見つめなおし、コピーを磨きましょうというのが反省点です。

言い訳になっちゃうんですが、一ヵ月に2~3日でいいからお休みがあれば。。(でもその会社は2020年3月で退社しました!)


次回は、課題27.日本レジストリサービスです。
※第57回宣伝会議賞では、全35課題3500本応募をしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?