【宣伝会議賞】通過予想コピー公開　30.ホーチキ

こんにちは、秋です。

こちらの記事では、第57回宣伝会議賞の「一次通ったのこれかもコピー」を公開しております。

それでは早速いきましょう、どん！

■今回の課題

今日は、

31.ホーチキ

課題は、
ホーチキの住宅用火災警報器を選んでもらえるアイデア

募集ジャンル
キャッチフレーズ／ラジオCM

という内容でした。むむ。

■予想通過コピー

この課題で僕の結果は、
一次通過：2本（うちCM1本）
でした。

ラジオCMも4本出していたのでそのうち1本通ったのはOK。

今回も100本応募した中で、まだ良さそうかなと思ったコピーを何本か選出しました。

あの時起こされなかったら、一生寝ていた。

体力が自慢の夫は、ぐっすり寝ていました。

㋭　付いてますか？

ピンチであることがわからないと、どんなヒーローも助けてくれない。

本当は、一度も使われてほしくない商品です。

ラジオCM
ＳＥ：ドンドンドン！(激しくドアを叩く音)

男性：鈴木さーん！火出てるよ！早く逃げて！

鈴木さん：助かりましたー！ほんとに、いつも気にかけて頂いてありがとうございます！

ＮＡ：あなたのお隣さんは、こんなに頼りになる人ですか？住宅用火災警報器は、ホーチキ。

こんなところかな～。
ラジオCMは4分の1なのでほぼこれで間違いないかなと。

しかしこのホーチキ、ファイナリストに4本もコピーが選ばれているなど、非常にレベルの高い課題となりました。そんな課題で賞が獲りたかったですね！

■訴求点

ホーチキでは、「安心安全」「危険のネガアプ」「インテリアを邪魔しない」「交換の時期」「こんな所で買えます」「企業の姿勢」等のキーワードを出していました。
選出したコピーの切り口は、

・あの時起こされなかったら、一生寝ていた。
・体力が自慢の夫は、ぐっすり寝ていました。
➡ 火災は危険であることの恐怖訴求

・㋭　付いてますか？
➡ 火災報知器ではなくホーチキ

・ピンチであることがわからないと、どんなヒーローも助けてくれない。
➡ 火災報知器が鳴らないことのネガアプ

・本当は、一度も使われてほしくない商品です。
➡ 企業の姿勢

という感じで考えていました。

この課題で協賛企業賞を受賞された、

鳴らないあんしん、鳴るあんしん。

は、鳴らなくても火災が起こっていない安心と、火災が起こってもちゃんとホーチキが鳴って知らせてくれる安心。
つまり、ホーチキを付けていればその家は安心な家になりますよというベネフィットがコンパクトに伝えられています。
しかもキャッチーで言いやすいですよね。消費者に親しみがわきやすい。企業にとって嬉しいコピーとなる、お手本のような作品だと思います。

更に、ファイナリストに選ばれた4本の中では、

ついてなかったとしか言いようがない。

これが一番好きだなあ。

「ホーチキが付いていなかった」と、「ツイていなかった」がかかっているという、ロジックとしては簡単なんだけどこれを思いつくことがなかなかできない。

内容としてはネガティブアプローチなんですが言い方にユーモアがあるお陰でイヤな感じになっていない。そして、「確かにそうだよな」と思わせる説得力もあり、実際のプロモーションにも使えそうですね！
うーむ、レトリックを使うのであればこういうコピーが書きたい！

■こんなことしました

最後に、力を入れて取り組んだ点です。

ホーチキの課題では、
・火災報知器のコントを見返してみた

ということをしました。

これは完全にネタですね。コントだけに。

主にコントで活動するオンバトとかにも結構出てた芸人さんなんですが、知ってる方いないですか？笑

コンビ名が火災報知器なので何かヒントになることがないか、昔見てた動画を見返しました。
というのは完全に建前で、宣伝会議賞も終盤戦になっていたことからサボる口実を作って休憩してましたね。疲れてたのかな。。

コピーに繋がる収穫はもちろん無し。
「実はこんな理由で火災報知器っていう名前にしたんですよ！」みたいな何か新しい切り口を発見できないか、あわ～い期待をしていたんですけど、ただの現実逃避でしたね。

うん、ちゃんとやらないとだめだ！！笑

次回は、課題32.本田技研工業です。
※第57回宣伝会議賞では、全35課題3500本応募をしています。