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ゆっくり歩いてごらんよ

昨日の雨で、だいぶ桜が散ってしまったようだ。 

だけど今年は開花が4月に入ってからだったから
入学式くらいに、満開に近いような
感じだったんで良かったんじゃないだろうか。

桜って、好きな人多いよね。

一年に一度だけ、美しい花を咲かせ
儚く散ってゆく。

殺伐とした世の中において
こうした綺麗なものに心を奪われ
そして癒されるってのは貴重な機会だ。

桜に限らず、ゆっくり歩いてみれば
草花もそうだけど、心が癒される場所や場面って
意外とたくさんあるものだよ。

道端に咲いてる、小さな花だってそう。
元気にはしゃぐ子どもたちの笑顔だってそう。

ただ、気づかずに通りすぎてるだけ。

なぜかみんな慌ただしく、忙しなく
心に余裕がないから見えないものが
たくさんあるんだよ。

見えなくてもいいものばかりを
なぜだか見てしまってる。
見たくなくても、見えてしまうものもあるけど
大概は、汚いものや心が病むものばかり。

だから、みんな病んでいっちゃうんだろうか。

簡単に知ることができる今の時代は
果たして「いい時代」なんだろうかね?

オレが子どもだった頃や、20代前半くらいまでは
スマホなんて当然ないし、インターネットですら
最先端だったし、やっと携帯電話が出始めたのが
20代半ばくらいだったかな。

自由に、簡単に情報を獲られない時代。

その時のほうが幸せだったとは言わない。

ただ、今の人々、特に若い人たちを見てると
心病んでる人が多いように感じる。

知らないほうが幸せってこともある。

ゆっくりと地に足をつけて
進むほうが幸せなときもある。

タイパなんて意識しすぎて
忙しない日常を送ることで
失うものっていうか、獲られないものが
たくさんあるってのを知れば
もっと心穏やかに生きられるし
病むこともなくなるんじゃないかな。

たまにはさ、ゆっくりと近所を散歩してごらんよ。

新しい発見がきっとあるから。

スマホなんていじりながら散歩しちゃだめよ。

ただ、目的なんかなく、ゆっくり周りを見ながら
歩くだけ。ただそれだけで獲られるものが
あるし、心も軽くなるんじゃないかと
オレは思うけどね。

心に余裕がないから
人にも優しくできないし
自分のことすら好きになれないんだよ。

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