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反省してない?根本的な認知能力を支援する必要がある?【『ケーキの切れない非行少年たち』読書メモ】

基本情報

タイトル:ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)
著者:宮口幸治


なぜ読んだ?

最近人気になっており、かつ今まで触れてこなかった教育分野の新書ということで読んでみた。

感想

「“反省させること”以前に、そもそもの見る力・聞く力といった認知能力や、感情統制力や対人スキルといった根本的能力に問題がないかを確かめ、そこを支援しなければならない」という内容が印象的だった。

一般化すると、
自分にとって当たり前であることが当たり前でない人もいるのかもしれないと、そもそもの根本から疑い考えることの重要性を感じた。

ほか、印象に残ったトピック
・「知能」を正しく検査することの難しさ。そして「問題ない」と言われたら支援を受けられない残酷さ。
・学校で気づかれず、社会で忘れられ、最悪刑務所に行きついてしまう人々の悲しさ。
・できるところを褒めるだけでは根本は解決しない
・自己への気づきと自己評価の向上、「子供の心の扉の取手は内側にしかついてない」
・学ぶこと、認められること、頼られることに飢えていた少年たち

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最後まで読んでいただきありがとうございます!

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