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ひょっとすると人生は知識でいろいろフォローできるんじゃないか

こんにちは。
あきです。

今日も暑すぎますね。

今日は午前中は、
いつものマーケットのお手伝いに。

そして午後は、
あのスタンフォード大学の教育機関、
スタンフォードオンラインハイスクールの
星友啓校長の子育てセミナーに参加してきました。

星友啓校長ってどんな人?

少し、
星校長の紹介を。


経歴

1977年東京生まれ。
2008年スタンフォード大学哲学博士課程修了後、
同大学哲学部講師として論理学の教鞭をとりながら、
スタンフォードオンラインハイスクールスタートアッププロジェクトに参加。
2016年より校長に就任。
現在は上記現職の傍ら、
講義活動や教育関連テクノロジーのコンサルティングにも取り組む。


著書

・『スタンフォード式 生き抜く力』(ダイヤモンド社)
・『スタンフォードが中高生に教えていること』(SB新書)
・『脳科学が明かした!結果が出る最強の勉強法』(光文社)
・『全米トップ校が教える 自己肯定感の育て方』(朝日新書)
・『子どもの「考える力を伸ばす」教科書』(大和書房)
・『全米トップ校が親に教える57のこと』(SB新書)


本で感じた星校長

私が最初に手にした本は、
『全米トップ校が教える 自己肯定感の育て方』(朝日新書)
でした。

この本を読んで、
ストレスなどに対する対処法や、
精神が崩れてしまうのを予防する方法を学びました。

星校長は哲学博士なので、
さまざまな科学的根拠を用いて、
私たちに自分や人との向き合い方を教えてくれます。

例えば、
駄々を捏ねたり、反抗的で言うことを聞かない子供がいたとして、

”親の思い通りにしようとするな”

と日本ではよく耳にします。

それが、
星校長の場合だと、

”子どもが感情的になっているときは右脳(感情的な方)が活発に動いている。
その時に論理的に何かを教えても効果は薄い。

だから、まずは子どもの思いを受け取って(共感・理解)右脳を落ち着かせる。
それから、左脳(論理的な方)に働きかける”

というような具合になります。

前者のパターンだと、
頭ではわかるんだけど・・・。
と、行動まで落とし込めないのが現実。

星校長の場合は、
そういうことだったのか!
と、読んでいる段階では、
理解と行動のギャップを私はあまり感じませんでした。

科学的根拠に基づいているので、
納得するしないの問題でもないですし。


実際に会って感じた星校長

めちゃくちゃ優しい。

世界のトップの進学校の校長なのに、
親しみやすいというか。

穏やかな口調で、
時々笑いも交えながら、
とても丁寧にセミナーで話されていました。

論理的だから、
感情論でもなんでもない子育て論で、
今後教育に携わる者として、
たくさんの学びを得ました。

星校長から学んだことをシェア

求めるべき自己肯定感

著書の中に、
求めるべき自己肯定感は、
”現実の自分をありがたく思う気持ち”
と書かれています。

具体的にいうと、
『自己受容』『自己価値』の2つがポイントとあります。

『自己受容』は、
ポジティブな自分もネガティブな自分も
「現実の自分」をそのままに受け入れる力です。

そして、『自己価値』は、
自己受容をした上で、
現実の自分を「ありがたく」思う気持ちです。

これが求めるべき自己肯定感と述べています。

ナルシストとはまた違うので
さらに詳しくは、

『全米トップ校が教える 自己肯定感の育て方』(朝日新書)

を読んでみてください。


子どものやる気は科学的に伸ばせる

これだけ聞くと、
子供と機械的に関わっているようで・・・。
という声もありそうですが。

まぁそんなことを言わず、
もう少し読んでください。

人のやる気の根本には、

  • 人との繋がり(関係性)

  • 自分が何かできるという感覚(有能感)

  • 自分の意思に沿ってやっていると言う感覚(自立性)

があります。

これは「心の三大欲求」とも言われ、
それらが満たされる対象にやる気が向かっていくように、
脳がデザインされているというのです。

やる気にはもう一つポイントがあり、
それは、「内発的やる気」と「外発的やる気」です。

これらをしっかりと区別し、
「内発的やる気」を大事にしていく必要があります。

「内発的やる気」:それをやること自体に動機づけられている状態
「外発的やる気」:それをやったことによる結果に対するやる気

『全米トップ校が親に教える57のこと』  星友啓 著

「外発的やる気」は「内発的やる気」を奪っていきます。

例えば、
もともとルービックキューブを揃えるのが
好きな子どもがいたとします。

現状では、
ルービックキューブをすること自体を楽しんでいるので、
「内発的やる気」が行動を引き起こしています。

そこで、親がもっと早く揃えるようになってほしいので、
”○秒でできたらお小遣いをあげる”
というように「外発的やる気」で行動を引き起こそうとすると、

短期的にはやる気は出ますが、
長期的にはやる気が続かないことが研究でわかっています。

もっともっと知ってほしい

もっとたくさんのことが星校長の本に書かれています。

これまでの人生でなんだかうまくいかなかった原因が、
本を読めば見つかるかもしれません。


うまくいかなかった人生が変わるかも

星校長の本を読んで、
星校長の話を聞いていてふと思いました。

”人間の心理はこんなにも論理的に説明できるんだ”と。

なんだかモヤモヤしていたときは、
きっと論理的にモヤモヤを解決に導きやすい方法があるだろうし、

うまくいかなかったのもきっと根拠があると感じました。

もちろん科学的根拠は全員に当てはまるものではないかもしれません。

それでも、
多くの人に当てはまるから科学的な研究結果として出ているし、

ある方法でうまくいかなくても、
他の方法を試してみればうまくいくかもしれません。

人それぞれ、
性格だったり、生まれだったりで苦労していることがあると思います。

それが悪いとはもちろん思いませんし、
変えないといけないとも思いません。

でも、変えて人生を生きやすくなる人だっていると思います。

変えるためには変え方(知識)を知っていなければなりません。


そんなこんなで、
元々の自分を知識がフォローしてくれるんじゃないか
と感じた1日でした。


長くなりましたが、
最後までお読みいただきありがとうございました。


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