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古典単語600個覚えるにおいて意識したこと

大学受験を志す多くの人は、古文の「古典単語」を覚えなければいけません。

高校1年生から授業で古典には触れていますが、それだけでは意外と覚えていないのではないでしょうか。

古典単語の位置付け

古典単語は、古文を学習する上での基本的な土台になります。

古典単語が曖昧の状態で、文章を読んでみても、成績はあまり伸びていきません。

それどころか、全然読めないため、取り組んでいてしんどいです。

それに、国公立文系志望だと、2次試験で「古文の記述」まで必要になります。
土台がしっかりとしていないと、対策も立てにくいでしょう。

そのことを踏まえて、「古典単語の暗記のコツ」を解説していきますね。

より詳しい筆者情報は、こちらのブログからどうぞ!

僕が受験生の頃の本音や振り返って思ったことを交えて、覚え方・意識したことを紹介します。

ですが、やり方を知っているだけでは意味はなく、実践しないと覚えることはできないです。

そして古典単語を覚えただけでは、絶対に点数が取れるものでもありません。

ただ、古典単語は古文で勉強するにおいて、一番大切な土台です
この土台ををしっかりすることで、得点に結びつけることができます。

ここで勉強法を紹介する前に、なぜ単語を覚えられないかを分析しましょう。


古典は本当に苦手なのか?

古典が苦手な方の大半は、学校の授業を聞いて、活用形や助動詞などの文法で苦手意識を持っているのではないでしょうか?

実際に指導していた生徒さんも授業が分からないから、何をしたらいいのか分からないという声をよく聞きます。

実際に、それで僕も古典の授業についていけませんでした。

ここでは正直に言います。学校の古典の授業は「受験合格において」は無駄が多いです。

そのせいで、古典に苦手意識を持って、できなくなっていくという最悪の流れが起きています。

本当に勿体ないことです。

なぜそんなこと言うのかと言えば、古典が英語よりも楽だと認識しているのです。

古典は意外と簡単?

英語は何千個の英単語を覚えないといけないですが、古文は300-600個で十分なのです。

それに加えて、古典では入試で出やすい文法も限られています。

全体的に、やるべきことは英語に比べてかなり少ないのです。

ただ、学校の勉強では、定期テストを暗記で乗り越えているだけでしょう。
おそらく、何も身に付いていない実感もあるはずです。

それが普通なのです。それでは入試問題を解けるようにはならないです。

  • 学校の勉強:一度読んだことのある文章を解く

  • 大学受験:初めて出会った文章を解く

根本がズレているから、古典が苦手となることは仕方ないことです。

では、次に古典単語をなぜ覚える必要があるのか見ていきます。

古典単語を覚える理由

今、古典単語帳を使っている方の中には、目的がない状態で、なんとなく覚えている人はいませんか?

そのやり方では、受験では失敗してしまうでしょう。
単語勉強する目的をしっかりと伝えてくれない環境が原因だと思うのですが…

『ただ単に覚える』勉強が嫌いな高校生がこれでやる気が出るのでしょうか?

おそらく、目的が分かったら、やる気も出て継続もしやすくなると思います。

古典単語を覚える理由

古典単語を覚える理由は、「古文の本文を制限時間内に読むため」「解答の根拠として自信を持って答えるため」です。

以前までは、詳しい話を実際に過去問を見ながら話しており、本当にする必要があるということが認識できたと思います。

ただ、ここではそれができないため、簡潔に解説します。

その1:本文を制限時間内に読むため

大学受験には、試験時間が決められています。
その時間内に、問題を解くことができなければ、得点にはなりません。

古典単語を覚えた基準

知っている単語が出ても、思い出すことができなければ、ダメです。

すぐに知っているとなるまで、単語を勉強することが大事です。

適当に勉強するのではなく、本文内に出てきた状態を意識することが大事です。


その2:解答の根拠として答えるため

古文の問題を解く際には、本文に根拠があります。

その根拠として、よく利用されるのが、単語・文法になります。

  • 重要単語

  • 敬語

  • 助動詞

  • 助詞

  • 古典常識

古典の根拠になる材料は、比較的少ないです。
そのため、単語を抑えるだけでも点数を取りやすくなります。

もちろん、古典文法の知識も必要になります。

次は、実際に覚える時に意識していたことを紹介します。

「古典の基礎がない子でも3日で1周して8割ほど覚えている自信があります」という声や「1か月で300個覚えた自信があるので600個をチャレンジしたいです」というリアルな声をいただいています。

また、生徒を1年以上継続して勉強指導もしており、生徒とより近い距離で考えていました。

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