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【コラム】ポイントの選び方【春アジング】


1.冬春と秋のポイントは違う?

 前回に引き続き、
アジングコラムです。
前回は春アジングの
釣り方について、
お話しさせていただきました。

今回は肝心のポイント選定です。 
結論からいうと、
冬春と秋のポイント
(アジの付き場所)は違います! 

2.S県某漁港の例

S県某漁港の図です。
ここは、上げ潮が実績が高い。

黄色が常夜灯
赤斜線部…冬、春にアジが釣れるポイント
緑斜線部…秋にアジが釣れるポイント

3.何を捕食しているのか?

 冬、春はプランクトンを
捕食していることが多く、
秋はベイト(小魚)を
捕食していることが多いです。

違いは何か?
緑斜線部は潮流が速く、
ベイトの接岸は多くみられるが、
プランクトンが長時間留まることが
できない。
赤斜線部は潮流が緩く、
ベイトの接岸はあまりみられないが、プランクトンがたまりやすい。

4.海中の溶存酸素量の違い

YouTubeの釣学先生の動画でも
勉強させていただいたのですが、
冬と夏では海中の
溶存酸素量が違います。

溶存酸素量とは?
溶存酸素量(以後、酸素量)とは、海水中に溶け込んでいる酸素の量を言います。一般的に酸素量は海面付近で最も多くなります(図1、2)。大気と海面との間で酸素の交換が行われ、その海水に溶けることができる上限の量(溶解度)付近まで酸素が溶けるためです。海水に溶けることができる酸素の量は海水温によってほぼ決まります。気体は、水温が低いほど水に溶けやすくなる性質を持っているため、海面付近の海水の酸素量は、海水温が低い高緯度で多く、海水温が高い低緯度では少なくなります。

国土交通省 気象庁より引用

海水温によって溶存酸素量が決まる。つまり、

・冬→溶存酸素量が多い
  →湾奥にも酸素が供給される
・夏→溶存酸素量が少ない
  →潮が当たる所や河川回りで
   ないと酸素が供給されない

ということなのです。
溶存酸素量の考え方は
他魚種にも当てはまります。

5.結論:冬春アジングはチャンス!

 つまり、
冬春アジング(低水温期)では、
・程よい潮の流れがある
・プランクトンがたまりそうな所
を探せばいいのです。 

 秋ではあまり釣りにならなかった
湾奥も冬春ではチャンスが
あるのです!
よく潮通しが良い常夜灯下は
先行者さんがいたりして
トラブルも多かったりしますが、
(むしろ冬春はそういう所が
釣れなかったりします。(^^;

S県某漁港の例を挙げましたが、
冬春(または夏)しか釣れない所、 夕マズメ(朝マズメ)しか
釣れない所、
夜(日中)しか釣れない所、
上げ潮(下げ潮)でしか釣れない所、
風向き・・・も色々あります。
満潮時しか水が入ってこない所
(干潮しかポイントに立てない所)
もあります。
自分で理由を調べて、推論を立てて、ポイント選定していくのもアジングの
醍醐味だと私は感じています。

#釣りを語ろう #スキしてみて  #コラム #アジング #再現性

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