「つまらない学習」を面白くするシンプルな超テク(MISSION)を考えてみた【ランタンnote】
(*ランタンnote毎日更新|16日目)
こんばんは、AKIです。
学習者のレベルアップを助けるサイト「LearnTern」の運営とかとかやってます。
僕は何にでも興味を持つ優秀な学習者ですが、常に何にでも興味を持つわけではありません。天邪鬼ヤローなので、人にやらされたり、やたらオススメされたりするとダメです。結局『天気の子』は観に行けなかったな……。
学習者人生を歩んでいると、やりたくない・つまらない学習に取り組む必要も出てきます。
しかし「つまらない学習」をそのままつまらなく実行するのは一流ではない。そう思ったので、ちょっと考えてみました。
「つまらない学習を面白くするシンプルな方法」です。
MISSION:面白さを他人に伝えよ
学習をつまらないと感じたら、自分に1つのミッションを与えてみましょう。
「その領域の面白さを他人に伝えてみる」
人という生き物は基本的にアホなので、他人に面白さを伝えているうちに、それが本当に面白いと勘違いし始めます。
そもそも面白いかどうかなんて主観です。
主観であれ、自分にとって都合の良い方にコントロールしちゃっていいのです。
過去の事実は変わりませんが、記憶はびっくりするくらい簡単に歪みます。「自伝的記憶」というのは自分のエピソードに関する記憶であり、容易に変化することが知られています。
自分のエピソードをちょっと盛って人に伝えているうちに、だんだん事実がどうだったか、わからなくなった経験はありませんか。
人間の性質を上手く使うのです。
面白さを伝える方法論
「いや、面白さを伝えるとか、ムズない?」
そんな素人たちの嘆きが聴こえます。
そこで関西生まれ・関西育ちの僕が、面白さを伝えるための原則を2つ、紹介しておきましょう(注:関西人が面白いというのは偏見です。迷惑なのでやめてください)。
そもそも面白いとは?
→ ■ 原則1:自分(もしくは自分の好きな人・もの)に関連している
→ ■ 原則2:自分の予測をちょっと超える(予定調和を壊す)
*例外はたくさんあります。
面白く思ってもらうためには、まず興味を持ってもらわなければなりません。人が興味を持つのは「自分事」です。
だから最初に考えるのは「学習内容をどう相手に関連させるのか」です。
学校時代を思い出してみてください。
面白い授業をする先生は、生徒の実生活や身近に感じることを上手く交えて授業を展開しています。
原則2は予測をちょっと超えることです。
この"ちょっと"がミソ。
これから話される内容を100%把握していたら、何も面白くありません。たとえ目が開いていたとしても、心はトリップしていることでしょう。
逆にロジックが飛び回っていて何も予測できなかったら、僕らは面白さを発見できません。
伝える人は「A→B→C」であるところを「A→B→D」と伝えることで面白くしようとしています。でも聴いている側からすれば、そもそも「A→B」も「B→C」もわからないので、「A→B→D」になったところで、面白さを見いだせないのです。
聴いている人が「A→B→C」だと思っている時に、「A→B→D」を伝える。
これが予定調和をちょっと超えるということです。
――Let's Try.
回り道だけれども……
こんなミッションは、本来の学習からすれば回り道です。
でもメリットもあります。
・つまらないが面白いに変わってモチベーションが上がる
→モチベーションさえあれば、あとはどうとでもなる
・記憶を強固にする材料が増える
・環境を整えられる
→その分野に詳しい人と思われる
学習者人生。
時には回り道もありです。
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「できないから、やりたい。持ってないから、欲しい。なっていないから、なりたいんだ」
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