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【どっちが正解?】一つを学ぶか、複数を学ぶか【ランタンnote】

(*ランタンnote毎日更新|14日目)

こんばんは、AKIです。
学習者のレベルアップを助けるサイト「LearnTern」の運営とかとかやってます。

昨日の「ツール紹介」には登場しなかったのですが、Trelloというタスク管理ツールで学習ユニットの管理を始めました。10ユニット以上、並行で学習しているので、そろそろマネジメントしないとな、とのことです。

「一つに集中して学ぶ」か「複数を並行で学ぶ」か。
これは学習マネジメントの永遠のテーマですね。

今日はこのテーマに対する僕の答えを書きます。

一つか、複数か

一つを集中して学ぶ。
イラストならイラスト、ピアノならピアノ、英語なら英語。
とにかく一分野に集中して学習するルートです。

複数を並行で学ぶ。
イラストとギターと心理学と動画編集を並行でやっていく。
複数分野を同時期に学習していくルートです。

どっちのほうがいいのでしょう?
学習効果が高くなるのはどちらなのでしょうか?

僕は「個人の性質と目的による」と考えています。

中途半端ヤローはずっと一番にはなれないのか

僕は中途半端な人間です。飽き性です。
一つの分野を突き詰めることが苦手なんです。

でもヒーローたちは、一つの分野を究めていました。
一番の人は、何かのスペシャリストでした。
マニアの人たちは輝いていました。

「じゃあ中途半端な人間はずっと、一番にはなれないのか?」

ここは、一つを突き詰めて頑張る人間ばかりがスターになる世界なのか。
高校生の頃の僕が考えていたことです。

でもそうではありませんでした。
間もなく世界は「組み合わせ」の時代に入ります。

複数領域を組み合わせた人間に光が当たり始めたのです。

一領域を突き詰めた超一流と、複数領域を組み合わせるネオ一流が共存する世界になりました。

僕は中途半端ヤローなので、ネオ一流を目指します。

複数を学ぶことのメリット


*上の話は今回のテーマにあんまり関係ないです。

組み合わせでレア人材になることを著書に書いた藤原和博さんも、まずは一つの分野を突き詰めるよう言っています。

一つに集中して学ぶことのメリットはわかりやすいです。
密度が濃く、スピードの速い学習体験を得られます。

レベル5に早く到達することができます。
レベル5で得た経験や知見は、他の分野に移動したときにも応用できたりします。

複数分野を学ぶ場合、それぞれがレベル5になるまでのスピードは落ちます。どれもレベル5に達していないので、一つに集中ルートでは得られていたはずの経験やスキルを手に入れられないのです。

だがしかし。

ちゃんと複数分野を学ぶことにもメリットがあります。
「攻め」「守り」の2つあります。

「攻め」のメリット

「攻め」のメリットは、"結合(アウトプット)機会"を増やせることです。

"アウトプットが大事だ"という手垢のついたフレーズ。これは紛れもなく真実であり、そしてアウトプットは複合技です。

心理学について学んだことをブログにする場合、「心理学の知識×伝達スキル×文章術×……」というように複合させながらアウトプットします。

つまり心理学のアウトプットでありながら、伝達スキルや文章術のアウトプットにもなっているのです(*もっと絞ったアウトプットの方法もありますが、目的が異なります)。

イラストだけを学んでいる人の場合、そのアウトプットはイラストに厳令されます。でもギターと心理学と動画編集を学んでいれば、アウトプット機会は四倍です(たぶん)。

学習効果のイメージとしてはこんな感じ。

ランタンnote

100を25・25・25・25に分けている状態がメリットを活用できていない状態。

25×1.2+25×1.1+25×1.2+25×1.2 となるのがメリット活用状態です。

「守り」のメリット

「守り」のメリットはずばり、メンタルリスクヘッジです。

学習を続けていると、下り坂な日もあります。
全然成長を感じられない時間帯(プラトー)だってあります。

最初は燃え盛っていたやる気も鎮火され、気づけば学習をやめてしまうことも。

やめることはなくても「メンタルDown→パフォーマンスDown」のスパイラルで学習スピードが下がってしまうかもしれません。

複数分野を学んでいれば「一時退避」が可能です。
調子が悪ければ、他の分野を学びながらメンタルを回復させればいいのです。

学習の継続性を保つための「守り」のメリット。
これは結構おすすめです。

罪悪感と焦燥と

とはいえ、一つを学ぶことと比較すれば、その領域の学習スピードは遅くなります。

25×1.2+25×1.1+25×1.2+25×1.2 で総合学習パフォーマンスが100を越えても、集中ルートを走るアイツは分野Aで100を達成しているのですから。

一つに集中していないことへの罪悪感を感じることもあります。

「もっと集中すべきなのでは」
「言い訳できるように、逃げ道を用意しているだけなのでは」

複数ルートを辿る学習者が戦うのはそんな"罪悪感""焦燥"です。

それらと戦い抜き、勝ちきった学習者だけが見ることのできる景色。
一つを極めることを諦めた中途半端ヤローに許された希望の灯。

僕は戦い続けますけど、あなたは?

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「できないから、やりたい。持ってないから、欲しい。なっていないから、なりたいんだ」
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学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。