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慢性腰痛の原因は、実は痛みを感じる腰には無いのです



はじめに 腰に痛みを抱えるあなたへ

私は30代になってから、遅いリハビリ専門職デビューをしました。
それまで腰痛に悩まされることはなかったのですが・・・

  • 脳卒中で麻痺をした患者さんの体が重い

  • 病院ベッドなど、「中腰」姿勢になることが多い

  • 次々と運ばれてくる患者さん、大量の書類などからくる心理的なストレス

などが重なり、いつしか慢性的な腰痛を感じるようになりました。
そして、忘れたころにやってくる
ギックリ腰!!
本当に腰の痛みには苦しめられました・・・

あなたもひょっとしたら同じような状況なのかもしれませんね?

  • コルセットをしたり

  • 痛み止めの薬を飲んだり

  • マッサージ器具や、マットレスなど購入に多額の金額を使用している

そんな努力をされているかもしれませんね
さらに、整形外科の先生に

  • 「しょうがない」

  • 「仕事をしていれば腰くらい痛くなって当然」

  • 「もう年だからあきらめなさい」

という心無い言葉を言われ、ショックを受けたこともあるかもしれませんね


でも、安心してください

明初庵は克服しました。

  • 解剖学・生理学などの基礎知識

  • 腰痛など痛み治療の評判の良い先生のもとで研修

  • 物理学で鍛えた「本質をつかむ思考法」(新潟大学大学院前期博士課程修了)

あなたを含む一般の方には縁遠い知識と経験をもとに、腰痛を克服し、そしてそれを治療できるようになりました

この記事では、

そもそもなぜ痛い腰をマッサージなどの治療をしても
痛みそのものが治らないのか?

について解説させていただきますね。

動画でも解説しております。よろしければご理解の助けにお使いください


「腰が痛い」から「腰が悪い」?


腰が痛いから腰が悪い?

普通は

「痛い場所」が「悪い場所」

と思いますよね?

骨折していたり、出血していたり、切れていたり・・・

体が「ここに異常が起きていますよ!」
とちゃんと私たち自身に教えてくれているんですよね
これが無ければ、私たちは異常に気づけませんから
痛みとはやっかりではありますが、

スゴイシステム

なんですよね!

ですが、慢性的な腰痛の場合

そうではないのです

これが、腰痛の治療の誤解を生み

正しい治療法が広まらず

日本のあっちこっちに

たくさんの「腰痛患者さん」が溢れてしまう

(そして、「よそでは治らなかったその腰痛は当院に!」という自称腰痛治療家?も溢れてしまう)
というおかしな現象が生じているのです

実際は異常が起きていない腰を治療するから
腰痛は治らない

難しいですか?
大丈夫です。
腰痛の原因がわかれば腑に落ちますよ


痛みの正体を探る

痛みの正体を探る旅へ

私たちが感じるの慢性的な痛みの「原因」の多くは

筋肉の痛みです

これを講演で話をすると
「え~?」
という反応を示す方が必ずおられます

「坐骨神経痛と診断されたんだから神経でしょ?」
「骨が変形していると医者にレントゲン写真を見せられながら言われたし…」

そんな心の声が聞こえてきます

もしもあなたがそう思われたなら、治療させていただきたいなぁ
「論より証拠」ですからね
神経そのものを治療することなく
ましてや、骨の形を変えることなく
筋(筋膜・内臓などの組織)に治療することで
症状が少しずつ変化することができます
(「少しずつ」が本当の治療なんですよ)

細かい説明はまた別の機会にしますね
(リクエスト優先しますね)


ついに痛みで苦しむのではなく
痛みを利用するレベルへ

ついに痛みで苦しむのではなく 痛みを利用するレベルへ

慢性的な腰痛では
腰が感じる痛みは

「これ以上僕(腰の筋肉)ばっかりを働かせないで!」

という叫びです

実は痛みには

「筋肉の過労」

のような状態になり、感じる痛みがあります

つまり、

本来は協力して働いている筋肉達が
何らかのバランスの崩れが生じている

という痛み
と言い換えることができます

では、腰の筋肉ばかりを働かせてばかりいる
「さぼっている筋肉」は
誰なのでしょう?

【事例】さぼっていたのはお腹の筋肉でした

お腹の筋肉が働けるようにすると、背中や腰が勝手に柔らかくなります

少し例を示しますね

私の講演会に参加していただいたこの女性

背中の痛みや硬さなどの不快感に普段から感じておられ
背中をメンテナンスしておられましたが
なかなか良くならなかったそうです

「メンテナンスや治療をしても良くならない」
ということはイコール
「そこは痛みの原因ではない」

これは簡単な自然科学的な理論です

では、原因はどこか?

経験上、お腹の奥にある筋が怪しいと思いました
そして、実際にその筋に触れ

硬さを取り

働きやすく(伸び縮みしやすく)

してあげました

5分から10分程度です

そしてその結果が上記の写真です

もちろん例外もあるのですが
お腹の筋肉など、体幹の動きをつかさどる筋肉の一部が働きづらくなると

腰などの別の筋肉が常に頑張り続け

やがて過労となり

休みたい!と

痛みとして訴えるのです

私たち社会人と筋肉はなんと似ているのでしょう(笑)

さて、この受講者様に明初庵はもう何もしなくて良いのでしょうか?

自己メンテナンスが本当の治療の醍醐味

治療は協力が基本 まるで螺旋階段のように

講演会終了後
「ありがとうございました。今まで忘れていた軽さを背中に感じています」と御礼を言っていただいた先ほどの女性

明初庵はさらに、
この女性の体に合わせた
「お腹のマッサージ方法(ちょっとイタ気持ちいい)」
を喜んで指導させていただきました

これが大事なんですよね

その日からその女性が自己メンテナンスを行う

ひょっとしたら、うまくできなかったり、効果がなかったりするかもしれません

そしてらすぐにLINEなどで連絡!情報交換!そして修正!

その後また再開して、手による施術(お体の状態の評価をしながら)

そして、またさらに自己メンテナンス指導

これを繰り返します

そして、協力しながら少しずつ、
本来のご自分の体のバランスを獲得していく

これが体の痛みなどの問題を解決する王道です
「一発で治す」は邪道だと明初庵は考えます(昔そんな治療をしていた反省)

痛みだけではありませんよ
めまい・耳鳴り・シビレなどもそうです

腰だけではありませんよ
肩・膝・足・手・頭・顎・・・
みんな治療の基本的な考えは同じです

患者様と一緒に、治療という螺旋階段を登る
私自身も本当に喜びに包まれる時間を
いただいております
(悩むこともありますが。患者さんには内緒ですが(笑))


風の治療院明初庵は新潟市を中心に
訪問整体
講演会
を行いながら
皆さまが前向きに人生を歩んでいかれる
身体という土台作りの
お手伝いをさせていただいております

最後に

最後までお読みいただき感謝しております

実際のお体のしくみはとっても複雑ですが
分かりやすい部分をご説明させていただきました

これもご縁ですので、
ご感想など教えていただけると
光栄に存じます

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