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私に似ている豆乳グルグルヨーグルト

 シャチが、ではないよ?(笑)

 この記事でも書いたとおり、我が家で発酵させる豆乳グルグルヨーグルトは、非常に私に似ているのである。

 寒いところ(=冷蔵庫)が苦手で、負けず嫌い。今でも複数の種菌を同時に育てているが、まるで競争しているかのようにさっさと固まってくれるので、日々ありがたいヨーグルトライフを送らせてもらっている。

 この、固まるタイミングもまた、私に似ていて笑えるのである。

 今日のように仕事が休みの日は、何かあるごとに、種菌の瓶に触れてしまう。そろそろ固まってないかな、まだかな、とワクワク。カブトムシの幼虫を手に入れた幼稚園児と、おそらく同じレベルだ。

 だけど、いきなり固まってくれたりはもちろんしないわけで。

 今朝、発芽玄米部分以外をガッサーとさらえたあと、100ml以上は豆乳を注いでおいた、種菌の元。

 午前中、ずっと、ソワソワと気にかけていたのだが、まるで動きはなかった。
 しかし、午後から3時間ほど出かけて帰宅したら、ウソみたいにきれいに固まっていたのである。今は冷蔵庫で、お休みいただいている。

 自分で言うのもアレだけど、私、学生時代、めちゃくちゃ成績よかったのよ。
 でも、親の目につくところでは絶対に勉強しなかったから(=女が勉強なんかするな、それより家の手伝いをしろ、早く就職して家に金を入れろ、という家庭だったんで)親は、私の成績なんてクソみたいなものであろうと思っていたらしい。
 毎学期、通信簿もちゃんと持ち帰って見せてるはずなんだけど、よほど私(=女)には「バカ」であって欲しかったんだろう。ひょっとして、10段階の通信簿の「10」は、最下位だと思われていたのかもしれない。

 ちなみに、草木も眠る丑三つ時(笑)にこっそり起きだしては、いつも台所でひっそり勉強していた。進学の道なんて完全に閉ざされていたけど(=アンタが進学するなら私は首をくくる、と母親に脅されていた)とりあえず、負けず嫌いやからね。

 自分の部屋、というものがなかったので、家の中で自分のスペースを持とうと思うと、物理的なスペースではなく、時間を自分で仕切ってゆくしか方法がなかった。居酒屋のランチタイムに、お弁当やスイーツを販売するのと似ているかも。

「私が推薦書を書きますから、この子を神戸大学へ行かせてください。」

 と、担任でもない英語の先生がいきなり親に申し入れてきたことから、実は成績がよい、という事実が発覚したわけだが(笑)我が家の豆乳グルグルヨーグルトも、いきなり固まることによって、実はかなりデキのよい菌様が発酵してくれているのだ、と気付かせてくれたのである。

 よい菌様が育ってくれて、うれしい。

 種菌ができるまでは、本当に固まるのか、とヤキモキしたものだけど、一度固まってしまえば、こちらも信頼して、どんどん豆乳を継ぎ足すだけ。
 放置しとけば(おそらく、あまり構わないほうがいい。私に似てるからw)美味しい豆乳グルグルヨーグルトに成長してくれる。

これからもよろしく頼む乳酸菌 (一句。笑)

 
 還暦まで、あと435日。

 余談だが、たまにアイキャッチとして使用しているシャチ画像は「シャチ育成ゲーム3D」というスマホゲームの画面である。ゲームと書いたけど、一日一回、餌をやって海をお掃除するだけのアプリ。しかも、二日くらいなら、サボっても大丈夫っぽい(笑)。
 あとは、悠々と泳ぐシャチを眺めるだけ。癒しのひととき。

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