美しいデザート

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。

スイーツ。
魅力的なもの。
華やかさに彩られています。

特別感。
高揚感。

ワクワク。
ドキドキ。

テンションが上がります。

特に、お店で頂くスイーツはグレードが高い。
例え同じケーキであったとしても、盛り付けに工夫がされています。

お皿。
フォークやナイフ、スプーンなどのカトラリー。
置かれるテーブル。

一体になって醸し出す雰囲気。
それに価値があるのです。

もちろん、お店によって違うでしょう。
スイーツに力を入れているかどうかが、カギ。

今日、写真の整理をしていました。

何でもかんでも取っておくので、時々チェックしているのです。

数ヶ月前に写したもの。
美しいスイーツでした。

おかしいなあ。
こんなに魅力的なのに、記事にしていないのです。
ちょうどいいネタになりました。

このデザートを出してくれたお店は、イタリア料理屋さん。
コースで注文した記憶があります。

前菜、シーザーサラダ、パスタ。
スープがあったような、なかったような......
一般的なお料理と言えるでしょう。

ただ、私はその味をあまり覚えていません。

疲れていたのか。
口に合わなかったのか。

でも、最後に出されたデザートプレートは、鮮やかに思い出せるのです。

運ばれて来た時の、嬉しい驚き。

「キレイですね」
「ホントですか？ありがとうございます」
明るい笑顔と弾むような声。

「この絵を描くのは、大変でしょう？」

ケーキやアイス、ゼリーも作るのは大変。
そして、プレートに花束の絵を描くのも、すごく気を遣う作業。

「そうなんです」
頷きながら返事をする店員さん。

「描き間違えたら、どうするんですか？」
心配になる私。

「水で洗い流して、もう一度書き直すんですよ」
真剣な表情。

「だから、めっちゃ練習しますよ」
そう言った彼女の眼が、とてもきれいでした。

どれだけ、練習したのか。
どんなに、悔しい思いをしたのか。

テーブルに乗るまで、たくさんのドラマがあります。

美しいデザート。
ゆっくりと味わいました。

ありがとうございます。