【本】愛とためらいの哲学 岸見一郎

きっかけ

友達におすすめされて。愛とはなんなのか興味があったから。

内容

よくある恋愛や結婚における問題を事例としてとりあげ、アドラーなどの哲学を用いて著者なりの解説をしていく。最後に良い関係を築くための実践方法を示す。


適当な言い訳もなく、デートに遅れる恋人を信じてはいけない

これはごもっとも。気を許している間柄だとやっちゃいがち。私は基本的に時間前に着くようにしているから、遅れて来られるとなめられてるなと思う。相手の時間を奪ってしまうから、やらないようにしている。


人を愛するのに理由はなく、愛そうとする決心が全て

長所は短所の裏返し。別れる理由にするのは、見方が変わっただけだからなんだって。うーん。愛する理由をあげられないのはわかるけど、その決心はどこから生まれるのだろう。


出会いを「縁」にまで高めることができれば、出会いは偶然以上のものになります。

出会いがないのを言い訳にせず、身近な気づきをどうつなげていくかを考える。自分で行動を起こしていくしかない。


自分自身よりも愛するパートナーの幸福により関心があること

やまとなでしこの東十条さん思い出した。この域に達したことはまだない。こう思えるようになったら理想的だね。


良い関係のための条件は、尊敬、信頼、協力の3つ。

肝に銘じます。


猫が好きなら汚れている野良猫も、ふわふわのペルシア猫も、どんな猫もかわいい 『本当に生きるための哲学』左近寺祥子

みんなを愛せないと一人を愛せないって件の引用で、猫好きなので妙に腑に落ちた。


感想

この本を読み終わってからよくよく考えると、当たり前のことを小難しく書いているだけにも思えた。でも整理されているので、自分の経験と照らし合わせてみて納得できる部分が多かった。

『嫌われる勇気』をこないだチラッと立ち読みしたら、思い当たる節がたくさんあった。悩む目的は決めないことや、自信がないのを人付き合いしない言い訳にしてるとか。結局自分ばかりに関心がいっている。

人間の悩みってだいぶ昔から変わらないんだなって思うと安心するというか、そんなもんかと思えた。

まとめ

愛とは能力であり、技術である。

これから

毎回初めて会ったように接する

これは身近な人にも実践したい。


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