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リモートワークとスペアリブ

8時に一度目を覚ます。起きるにはすこし早いので、二度寝をする。うとうととしていると頃合いになるので、起きてリビングに向かう。リモートワークは良い。9時15分までに打刻メールを行い、キッチンへ向かう。

冷凍庫の食パンをトーストに入れ、コーヒーを淹れる。豆と水を入れれば、挽いてドリップするところまでやってくれるPanasonic製マシンだ。毎日使うものだが壊れる様子もない。ここ5年で一番いい買い物だったかもしれない。

コーヒーもパンもすぐできる。休日は卵焼きやホットケーキにする日もあるが、寝坊した日は、朝食は簡易に済ませる。食パンにはキウイジャムを塗った。

パソコンにメールが来ていないことを確認し、風呂の追い焚きボタンを押す。「この俺が朝風呂できる身分とは、えらくなったもんだなぁ」と、機械に向かって発声する。

それでもあまり長風呂はできない。上がるとまずメールを見る。よし、連絡は来ていない。

いろいろあって、10時半。いいかげん仕事しよう。漫画本を片手に作業を行う。

12時15分、腹が減ってきた。隣で仕事をしている奥さんの様子を見る。あちらも腹が減ったようだ。

残り物の味噌汁と米はある。なにかあったかなと冷蔵庫を開けるとビニール袋に入った肉塊が見える。昨晩漬け込んだスペアリブだ。ちょうどいい、贅沢な昼飯だと、セール品グラム160円で購入したそれを焼くことにする。

スペアリブは良い。味が濃いので、フライパンでじゃが芋と焼いただけで旨い。さっきまで冷蔵庫に入っていたので、時間をかけて火を通す。

米と味噌汁を温め、作りおきのナムルを皿にとり、スペアリブをフライパンのままテーブルにのせる。13時。メールの着信を確認しながら昼食とする。

14時、あぁうまかった。みかんを食べながら、奥さんが入れた緑茶を飲む。外を見ると気持ちの良い秋晴れであった。あぁ、この時間を過ごしたくて、都内から山側へと引っ越してきたのだなぁ。

15時、しまった、もうこんな時間ではないか。漫画本を棚に置いて、仕事へととりかかる。

16時、ノッてきたところで打ち合わせを行う。今日はどこまで作業を行いましたかって?ええっとですね、ぜんぜんできていません。

なんて事は言えるはずがなく、「今日は〇〇まで完了させています」と、テキトーなことを報告する。こんなこともあろうかと、昨日の夜は遅くまで仕事をしていた。

18時、定時なので終業の打刻メールをする。あぁ、これでやっとのんびりと仕事ができるぞ。その前には、まず夕飯の準備をしよう。仕事が終わっていないから、簡単なものにする。そうなると鍋だなあ。

キムチと豚バラがあるから、キムチ鍋にしよう。ストレートつゆもストックがあるので、野菜を切って煮込んで終了である。煮込んでいる間に風呂に入ってしまおう。

19時、食べる。旨い。ある程度食べたら冷凍うどんを入れてシメとする。奥さんに食後のミカンと緑茶を依頼する。11月の台所はもう寒いのである。食べたら仕事にとりかかろう。

24時、眠くなってきた。まぁこれくらい終わらせればいいかなってところまでできたので、終了とする。パソコンを閉じ、歯を磨く。

奥さんはもう寝ている。台所に向かい、冷蔵庫を開く。休日にスーパーに行ったので野菜はまだある。鶏肉も豚肉もストックは多い。ようし、安心だ。ああ、奥にある納豆が古くなっている。最近食べていなぁったしなあ。

「明日の昼は、チャンプルーと納豆オムレツにしよう」

そう思いながら床についた。

記事:アカ ヨシロウ
編集:べみん
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