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錦織はクレー強者ガリンに完敗、次戦は全仏オープン(ハンブルクヨーロピアン・オープン2020)

ハンブルク ヨーロピアン・オープン2020
世界22位のガリンとの1回戦にのぞんだ錦織ですが、0-6,3-6で完敗しました。
次戦の全仏オープンに不安を残す内容でした。

第1セットは身体も重く0-6と一方的な展開になりました(錦織が0-6でベーグルを焼かれる試合は、久々でしょうか…)
第2セットは第1セットに比べ、持ち直したものの、3-6で敗退。
1stサーブの入りは78%でしたが、ポイント獲得率は48%にとどまり、サービスキープに苦しみました。
2ndサーブのポイント獲得率も36%にとどまりました。
リターンが良い錦織が勝つ試合は、2ndのポイント獲得率がもっと高かったりする試合も多いのですが…。
あとは、相変らずブレークチャンスで勝負強さが戻らず、この試合でも1/7にとどまりました。
ショットの威力、フットワーク、試合勘などもまだまだで、復調には時間がかかると感じさせる内容となりました。
特にサーブの威力が戻らないと、サービスキープが難しく勝機を見出せません。

とはいえ、1年ぶりに復帰してまだ4試合目ですし、コロナの陽性などもあり、気長に応援したいと思います。
ファン心理としては躍動感ある強い錦織のカムバックをすぐに期待してしまうでしょうが、今季は目標を定めないという錦織の言葉通り、一試合に集中して、課題を見つけ、修正に取り組むと言うことを念頭に置いているのではないでしょうか。

錦織の次戦は、今季最後のグランドスラム、全仏オープンです。
勝利には3セット取らなくてはいけないので、今の錦織には厳しいでしょうが、健闘を祈ります。




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