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ミッション・ステートメントを追求したら何故かAKBの円陣にたどり着いた話

この記事は、『アカツキ人事がハートドリブンに書く Advent Calendar 2020』 の 10日目の記事です。 前回は坪谷さん の、「リクルート社のコンサルだった私がアカツキ社の人事になって人材マネジメントの入門書を書いた話」でした。

自己紹介

はじめましてこんにちは。hideといいます。アカツキには今年3月に加入。前職まではスポーツ関係のニュースに携わる仕事をしていましたが心機一転、「えいやー」と転職し、総務や企業文化を扱う部門HEARTFUL領域でアシスタントとして働いています。そんな自分が驚いた『アカツキ推薦図書をわかち合う会』ついて記事を書きます。

アカツキ推薦図書をわかちあう会とは

「アカツキらしさ」浸透の活動を行うHEARTFULでは、『アカツキ推薦図書をわかちあう会』を行っています。『アカツキ推薦図書をわかちあう会』は中途入社の方が参加する、入社後2週目から始まるオンボーディングの一環で、アカツキの考え方、社内で共通言語となっている言葉の引用元になった書籍の輪読会のことを言います。『7つの習慣』『ビジョナリー・カンパニー』『新・1分間マネージャー』を読んで感想を語り合います。

1冊につき所要時間1時間の輪読会。加入して間もない頃、「仕事で覚えることもたくさんある大切な時期に!?」しかも「業務時間内で1時間も!?」とこれは普通ありえないのではと驚きました。まさに「緊急ではないが重要なこと」に時間を充て、「らしさを大切にする」を体感できる時間なんです。(しかもとても1時間で収まらない情報量! 輪読会を運営する小能さんの話すスピードは快速で情熱的! まさに伝道師ってイメージです)

ミッション・ステートメントとは?

なかでも『7つの習慣』の中で書かれているミッション・ステートメントを定めるワークショップはインパクトがありました。そもそもミッション・ステートメントとは、「心情あるいは理念を表明したもの」であり、この基準に照らして「自分の時間、才能、労力を効果的に活用できているか」判断することができるようになるためのものです。

本来、ミッションステートメントは3ヶ月ほどかけてじっくり作り込むことが推奨されています。2日間の形式など、数々のワークショップも開催されています。

今回の1時間のワークショップ内では創りきれないものですが、アカツキでは超簡易版として、「DH VALUE CARD」を活用して、自身の価値観を表現し、相互理解するワークを行っています。

というのも、アカツキでは、自分の人生の成功や幸せと、会社の成功が同時に実現することを大切にしています。だからこそ、社としての「らしさ(=価値観)」を大事にする前に、一度個人として大切にするものに向き合う機会をオンボーディングのプロセスで設けているんです。

実際は、数人でトランプゲームのように楽しみながら価値観を明確にしていき、チーム価値観への統合までを一貫して支援するツールなのですが、現在はリモートワーク中心のため、提供元(※)に確認しながら、zoom越しにできるよう、カスタマイズしています。

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なお、こちらは公式ワークショップ参加者限定で購入可能なカードです。DH VALUEカードを使った価値観ワークは、Delivering Happiness Japanから提供されています。問い合わせ先:culture@deliveringhappiness.jp

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せっかくなのでご紹介を兼ねて、ここでDH VALUEカードでの価値観ワークをやってみたいと思います。

自分にとって「大切にする価値観5つ」とは

まず第1のデッキ(12枚のカード)から大切にする価値観5つを選びます。

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自分は『賢さ・叡智』、『健康』、『信頼に足る』、『創造』、『個人的成長』に決めました。

続いて、ここからはお見せすることができませんが、同じような第2のデッキ(24枚のカード)の中から、自分が大切にしている価値観のカードを選びます。第2のデッキでは、第1のデッキの内容とは全く違う価値観が並んでいます。

第2のデッキから『貢献』、『調和』、『感謝の心』、『尽力』、『献身』をチョイスしました。

そして次に第3のデッキ(23枚のカード)の中から5つを選びます。

第3のデッキから『遊び心』、『根気』、『忍耐』、『内なる平安』、『優しさ・気前良さ』をチョイスしました。

最後に、選んだ15の価値観の中から、大切にしたい価値観を5つに絞り込んでいきます。

悩みましたが、最終的に『優しさ・気前良さ』、『献身』、『個人的成長』、『感謝の心』、『健康』の5つを選択しました。

なぜ自分はこの5つの価値観に絞り込んだのか?

優しさ:相手にとって優しいか、親切かどうか、習慣的に考えます。
自分に仕事のやり方を教えてくださる総務の先輩は、よく「こっちの方が使う人にとって優しくないですか?」、「初めて見た人にはこっちの書き方が優しいですよね?」と言います。この価値観、めっちゃ共感します(←いつも根気強く指導いただき感謝です)。

献身:人から何を言われるのが一番嬉しいかって考えることもあります。「助かった」「ちょうどいてくれてよかった」って言われるのが嬉しいです。そのためにちょっとした献身を心がけたいです。

個人的成長:ここには賢さ・叡智の部分も含みました。風の谷のナウシカが「きれいな水と土では腐海の木々も毒を出さないと分かった」と言っていたいように、"世界で自分しか知らない知識を持っている人”に憧れます。そこに向けて成長していきたいです。

感謝の心:ありがとうとごめんなさいのバランス。ごめんなさいの方が言った回数が多いかもしれないので、ありがとうございますと言えるように、気づけるようにしたいです。

健康:20代は体のことをそっちのけで仕事に邁進していたことから、健康が大事だと気づきました。毎日、正確に、丁寧に生きていきたいです。

円陣の掛け声に似ている?

ここで今記事のタイトルの件に戻りますが、推薦図書会に参加した方がミッション・ステートメントのワークショップをした際、「努力、友情、勝利」をテーマにする「ジャンプみたいだな」ってボソッと言ったことがあります。なるほど~と思った瞬間、自分の感覚では円陣の掛け声に似ているなと頭の中で繋がった気がしました。

アカツキでは櫻坂46(欅坂46)と日向坂46のゲームを配信していますが、自分のミッション・ステートメントはAKBのチームBの掛け声に近い気がします。

「せーの いつも感謝 冷静に 丁寧に 正確にみんなの夢が叶いますように」

5つの価値観を覚えておくより、こっちの方がスッキリしてて丁度いいかも。ちょっと強引過ぎますか? 円陣の掛け声って本番直前に自分の力を解き放つ言霊だなって。気づいてから、5つの価値観の代わりに、仕事に取り組む際に頭の中で唱えるようにしています。

クリスマスプレゼントになりますように

以前の職場では、自分の価値観と違うことやできないことを求められることもあり、鬼のように働く猛者たちとしのぎを削り、小さなパイを競合他社や隣のデスクに座る同僚と奪い合う日々でした。(社会はそういうものといわれるとそれまでなんですが)そのなかで、自分の「ここの世界では息すらできない」と、痛感したんです。

もし今後、同じようなことがあって自分がふさぎ込んだり、迷ったり、立ち止まったりしたときに、きっとミッション・ステートメントが役立つと信じています。"自分は何を大切に生きる人なの?”と思い返せる。

この記事を読んで初めてミッション・ステートメントの考えに触れた方に、「やってみようかな」「『7つの習慣』読んでみようかな」と気持ちが芽生えて、それが良いクリスマスプレゼントだったなと思ってもらえると光栄です。

長々とお付き合い頂き、ありがとうございました! ちょっと早いですが、皆さまにも素敵なクリスマスが訪れますように❗

人事アドベントカレンダー
【 クリスマス限定 】株式会社アカツキの人事広報部に所属するメンバーが、ハートドリブン&思いのままに綴った記事を毎日リレー形式で連載しています。
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