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出勤0日。だけど「オンラインでよかった!」と言ってもらえた新入社員研修 - 前編-

みなさまこんにちは!アカツキの人事・広報部の小原(こはら)と申します。私は現在、人材育成を担うチーム「Bloom」に所属しています。チーム名には、アカツキのメンバーが自分の才能を自ら開花させていけるように、という想いが込められています。そのBloomチームの中で、2018年から新入社員の育成を主に担当しています。

今回から2回に分けて、全編オンラインにて実施した、2020年の新入社員研修についてご紹介します。結論から言うと「オンラインでよかった!」「むしろ来年もオンラインスタートがいいのでは?」と、新入社員に言ってもらえる研修となりました。この記事ではオンライン化の「はじめの一歩」に焦点を当ててお話します。

今年は「自分でやってみよう」からスタート

今年は20人の新入社員を迎えたアカツキですが、昨年までの新入社員受け入れと、どんな風に変わったのか整理してみます。

・入社式は開催なし:毎年4月1日の朝は、先輩社員が200名ほど集まって新入社員を迎える入社式を行ってきましたが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため中止としました...残念...!代わりにZoomで実施した全社の週次報告ミーティングにて、全員ひとことずつ自己紹介してもらいました!

・PCセットアップは新入社員が自分で:毎年4月2日にPCを渡し、対面で行っていたPCセットアップ。こちらも今年は全面的にオンライン化。まずPCを新入社員の自宅へ郵送し、全員から確実に到着確認をとり、PCに同封した手順書に従って各自ログインしてもらい、そこから改めてZoomにて遠隔でセットアップ方法を伝える、という対応になりました。

・新入社員研修はオンラインで:毎年全て対面で実施をしているため、急遽オンラインに適した内容に変更することとなりました。オンライン化がどうしても難しい内容もあったため、コンテンツそのものの追加 / 変更や、ワークシートや時間配分の見直しなどを行いました(具体的な研修内容も後編でお話します!)

・交流もオンラインで:4月1日の夜に歓迎の気持ちを込めて先輩社員との懇親会を開催したり、ランチ / 飲み会などオフコミュニケーションも盛んなアカツキですが、今年は例年どおりにはできない状態となってしまいました。ところが、交流についてはオンラインだからこそのメリットがあるという発見も!どんな交流ができたか下でご紹介していきます。

新入社員が体現してくれたのは、自分たちに何ができるか考え、実行すること。

入社式だったはずの4月1日は、自宅でPCを受け取る日へと急遽変更され、研修や同期・先輩とのコミュニケーションも全てオンラインとなる...そんな、不安になる要素が目白押しの状態にも関わらず、新入社員は自分たちに何ができるかを考え、実行してくれました。 
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例えば..…
・Zoomチャット機能やSlackなどツールの積極的な利用:Zoomのチャットでは毎日挨拶が交わされ、発表時の拍手(「888888」)やリアクション(「分かる」や「えーーー!」など)もタイムリーに書き込んでくれました。また、チャットだからこそ言えることもあったようで、質問によって研修の効果を高めるのはもちろん、同期同士でも研修を通して思っていることをどんどんチャットに書き込むことで、相互理解を深めていました。

Zoomランチ&飲み会 / 日報への返信など自発的なコミュニケーション:オンライン化に伴って、私が心配していたことの一つに、同期間のつながりが作りにくいことがありました。しかし、全くの杞憂に終わります。みんな休憩時間になっても、Zoomをつないだまま会話をしながら食事を摂ったり、お互いの日報にコメントし合うなどすることで、自分たちでつながりを作ってくれました。(ちなみに、Zoomでは常に「名前」が表示されるため、顔と名前を一致させるのに好都合だったそうです)

・ゲームナイトの実施:こちらも新入社員たちが立ち上げたイベント。毎週水曜日の夜は、みんなでオンラインゲームをしよう!という催しです。つながり作りの目的に加えて、これから一緒にものづくりをしていく仲間と、「ゲームは面白い!」という共通の原体験を持ちたいという想いから企画したとのこと。実際に、職種を問わずゲームを通して「楽しい!」という感情を共有することができていました。
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そして何よりも、「変化を楽しむ」「自分たちの力で、研修を/同期を最高の状態にする」という意識を自然と持ってくれたこと、体現してくれたことに心から感謝しています。みんなありがとう!

オンラインだからこそ築けた「深いつながり」

そのほかにも、副次的によかったことがあったので、ご紹介します。
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例えば...
同期全体でバランスよく仲良くなれる:ギャラリービューで全員の表情を見ながら話ができることから、いつも行動をともにする小グループみたいなものもできにくいため、結果として同期の一体感を持ててバランスよく仲良くなれた、との感想が多くありました。

・アウトプットを電子化することで、同期間の相互理解につながった:対面の場合は紙のワークシートを使うことが多かったのですが、今回のオンライン化に合わせ、GoogleスプレットシートやPowerPointなどに記入をする形式に変更しました。その結果、同期間でそれぞれのアウトプットがみやすくなり、考えを知ることにつながったとの声がありました。(もちろん、研修担当者側からしても、管理がしやすくなりました)

・家にいるから、むしろ深い話がしやすい:アカツキは自分の内側にある気持ちや思い、考えを話すこと、理解することを大切にしています。新卒研修でも、そういった時間を多くとっているのですが、今回オンライン化したことにより「家」という安心な環境のなかで話をすることができたため、自己開示や深い話をしやすかったという感想もありました。
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これはオンライン化を決めたときには想定していなかった、うれしい誤算でした!同時に、いかに自分が思い込みを持っていたかを内省する機会にもなりました。

さいごに

兎にも角にも、初めてのオンライン研修は新入社員のみなさんに支えられて形になったと思っています。みんなのポジティブな姿勢・適応力・団結力によって充実感とともに終えることができました。本当にありがとう!!!

改めて、入社してくれてありがとう。

「具体的にどんな研修やったの?」については、後編でお話します。お読みいただき、ありがとうございました!

文:アカツキ 人事・広報部  小原 彩

アカツキ note編集より
まさに入社当日ギリギリまでオフィス研修の建てつけからリモート研修への切り替えをして迎える側も迎えられる側も「自分たちにできること」を脳に汗かきながら考え、実行を重ねた4月。オンラインだから深くつながれた新入社員と育成担当たち、実際の研修の様子にも興味がわいてきますね。後編をどうぞお楽しみに!



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