
iOSDCでアクセシビリティの話をします #iosdc
事前ブログ特典ほしいし宣伝しておきたいのでブログ記事書きました。iOSDC Japan 2019 で「すべての人のためのアクセシビリティ対応」というタイトルでトークをします。
自己紹介
簡単に自己紹介しておきます。akatsuki174という名前でいろんなところに顔だしてます。
↓このような事情により、つい最近アイコンを微妙にバージョンアップさせました。タイミングが遅かったのでWebとかパンフは新しいアイコンに差し替わってないはずですがとりあえずこのアイコン使っていきます。
遅くなってしまったのだけど、カンファレンスでアクセシビリティのトークをするので、アイコンの視認性をアップさせました。カンファレンス終わったら、再度リニューアル予定。 pic.twitter.com/bLQJgiNQ90
— akatsuki🍶 (@akatsuki174) August 13, 2019
今年のiOSDCはコアスタッフな上に60分トーク、しかも最終日の最後のレギュラーセッションなので当日ベストな状態でいられるのかが不安ですが、なんとか頑張ります。
それでは今年のトークについてちょっと宣伝です。
アクセシビリティ対応を誤解してませんか?
「アクセシビリティ対応」というと
・対象者少なそう
・めんどくさい / 大変そう
・対応してもみんな使ってくれなさそう
と思う人もいるかもしれません。でも実際はそんなことなかったりします。
恩恵を受ける人はいっぱいいる
まず、障害を持つ方がどれくらいいるのかデータを見てみます。
視覚:失明、ロービジョンなどの障害を持つ人が164万人、色覚障害を持つ人が676万人、計850万人
聴覚:1,000万人以上
※神奈川県医師会のデータ、文部科学省のデータを参照
軽度の人も数に入っているにせよ、「意外と多い」と思った方も多いのではないでしょうか。
加えて、アクセシビリティ対応の恩恵を受ける人は障害を持つ人だけではありません。
・料理中で、手が自由に使えない
・日差しが眩しくて、画面がよく見えない
・画面が割れていて、あまり画面を触りたくない
こんな時にも恩恵を受けることができます。特に iOS 13 から登場した Voice Control は操作の柔軟性が非常に高く、「手を動かさずともスマホを操作できる」がかなり高いレベルで実現できます。
工数がかからなくなってきている
WWDC19 で発表された Swift UI を使うと、特に何もしなくてもある程度アクセシビリティ対応ができます。このへんの話は私が登壇した時の資料(NDA の関係でほとんど中身ないですが)、WWDC19 の Accessibility in SwiftUI のセッションで説明されているので、ぜひご覧になってみてください。
恩恵を理解していなかったら、伝わる告知はできない
「実装してもアクセシビリティ機能を使ってくれるユーザは少ないんじゃないか」と思うかもしれませんが、そもそも自分自身がアクセシビリティ対応によってユーザ体験がどのように変わるのかしっかり理解できているでしょうか?自分自身がしっかり理解して言葉にすれば、ユーザも「なんか便利になりそう」「使ってみよう」という気持ちになるのではないでしょうか。
多言語対応はするのにアクセシビリティ対応はしないの?
多言語対応をしているアプリはよく見かけます。日本語以外の端末を使うユーザ、どれだけいるでしょうか?多言語対応、地味にコストかかってないでしょうか?他言語対応はやるのにアクセシビリティ対応をしない理由は何でしょうか?
当日話すこと
当日は上記のことを踏まえ、アクセシビリティとは何なのかというところから話し始め、iOS におけるアクセシビリティ機能(Siri Shortcuts、VoiceOver、Voice Controlなども含む)の説明と実装方法などに話を広げていきます。
■トークの目的
・アクセシビリティ対応がされているアプリを増やす
・Apple のアクセシビリティ機能のすごさを知ってもらう
・アクセシビリティ対応コワくないと思ってもらう
■トークの対象者
・アクセシビリティ対応って必要なの?と思ってる人
・アクセシビリティ対応したいけどどう手を付けていいかわからない人
・iOSのアクセシビリティ機能でどこまでできるのか知りたい人
日程
最終日のレギュラーセッション一番最後、TrackEになります。以下のページの★マークをポチッと押してお気に入り登録してもらえると元気が出ます。そして人がいないと寂しいので、ぜひ来ていただけると…!
2019/09/07 14:20〜 Track E レギュラートーク(60分)
「すべての人のためのアクセシビリティ対応」
事前公開資料
今回登壇資料を作るにあたって自分で作成した資料、及び今回の登壇のためではないものの、アクセシビリティ対応に関して書いた記事や登壇資料を載せておきます。
・Human Interface Guidelinesの翻訳系
・[HIG] アクセシビリティ - イントロダクション
・[HIG] アクセシビリティ - ベストプラクティス
・[HIG] アクセシビリティ - ユーザインタラクション
・[HIG] アクセシビリティ - ナビゲーション
・[HIG] アクセシビリティ - テキストサイズとウェイト
・[HIG] アクセシビリティ - 色とコントラスト
・[HIG] アクセシビリティ - 視覚効果とモーション
・[HIG] アクセシビリティ - コンテンツ
・WWDC動画の翻訳、まとめ系
・Xcode 11 の Accessibility Inspector がとても便利
・ビジュアルデザインとアクセシビリティ
・良い Siri ショートカットの作り方
・優れたアクセシビリティラベルを付けるには
・Voice Control がすごい
・Dynamic Type @WWDC 2017
・Interface BuilderにおけるAuto Layoutのテクニック[WWDC 2017]
・その他
・アクセシビリティに配慮したビジュアルデザイン
最後に
本番まであと数日…信じられない…。
いちコアスタッフとしても、いちスピーカーとしても、いち参加者としても楽しみにしています。当日、会場でお会いしましょう。
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