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伊勢〜、斎宮歴史博物館行ってきた!

「伊勢の斎王…暇で大変そうな役割ですが、食べ物はウキウキです…鮭の串焼きなんて美味しそうですね😋

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さて、皇室から伊勢神宮に仕えるために送られる「斎王」ですが、元は神の婚姻相手として未婚の女性を送るというコンセプトですので、伊勢神宮の祭神がアマテラスになると話がややこしくなります。

レズっちゃいますから。しかも何がややこしいかってアマテラスがレズビアンであることは史実で、これは文献からも確認できる確かな話なのです。すると斎王を出す方も「送っていいものか…」と悩んで当然かと思われます。

ちなみに伊勢神宮にいつ頃どんな神が祀られたのかは、古い時期になるとよく分かっていません。元からアマテラスだった、タカミムスヒだろう、サルタヒコじゃないか?などと色んな説があります。僕はタカミムスヒだったのを7世紀末にアマテラスが乗っ取ったで良いかとは思いますが、はっきりとは分かりません。

アマテラスがやってきて「私ここにするっ😍」と居座るのですが、アマテラスが欲しがったら上げるしかないのは「律令格式」に優先する基本ルールですので、「あーあー😨」と思いながら祭神をアマテラスに書き換えます。

こうしたねじれに目をつけたのはかの在原業平で、業平はいかにも天下のプレイボーイらしい問いを立てます。「斎王って、やっていいのか?…🤔」。プレイボーイとしては当然の問いですが、同時に日本国の成り立ちそのものに関わる問題でもあります。結局これは、「やったとしてもやっていないことになる、そのような形でやった」という落とし所になります。

業平の物語が『伊勢物語』と呼ばれるのは従って当たり前の話で、伊勢にアマテラスがもたらした性的矛盾の物語に他ならないからです。紫式部は「伊勢の海の底」で語られる物語だと言っていますが、正直何故「海の底」なのかはまだピンと来ません。しかし紫式部大先生がこうした点を間違えることはないので、いずれ分かるのではないかと思っています。」

写真が傾いちゃいます…😥

アハっ、アハハハっ🌺😆🌺


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