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近代の終焉?

「続けて「今日のアメリカで起こっていることを、昔話みたいなたるいフィルターで受け取ってああだこうだ言っている。リテラシーなさすぎ」とバッサリ吐き捨てた。」

さて…

(っつうか、この人脳科学者っていう触れ込みだったと思ったけど、もしかしてラサール石井さんみたいな枠の人⁇ 突っ込んでる僕が恥ずかしい絵になってる⁇ 最近浦島太郎なんで…誰かこっそり教えて😨)

科学が派手な看板をぶち上げるわりに「たるい」のと比べて、今日アメリカで起こっていることほど「昔話」のビビットな現実性を伝えている現象もないだろう。この人は「昔話」に対するリテラシーが欠けているのではないだろうか?

パプア・ニューギニアの人たちは選挙になると、選挙活動として対立候補の村を焼いてしまったりするので、「民主主義分かってねーなー😂」などと冗談を言っていたのだが、あにはからんや彼らこそ選挙制度の未来を体現していたのである。

トランプ大統領に対するメディア・リンチはまさに「殺される王」そのもの、フレーザーの世界だ。

民主党支持者たちはトランプ大統領に模した人形を蹴り上げたりバットで殴ったりするのが大好きだが、この種の呪詛もまさに古代の風習である。これは「丑の刻参り」などと形を変えて、現代でもやっている人がたまにいる。

トランプ大統領の血塗られた生首を槍のような棒の先に掲げて練り歩くのは古代でもさらに古い層の風習である。「道」という字に「首」の字が入っているのがまさにそれで、民主党支持者はそうやって街路を清め、自分たちのテリトリーになったことを寿いでいるのである。

モーリー・ロバートソン氏が、バイデン政権になっても「トランプ的なものは残る」と発言していたが、これは確かに古代の中でも幾分新しい思想である。このように自分たちが虐めて殺してしまったものが見えないものとなって復讐しに来るというのは「怨霊思想」と呼ばれる。一段観念性が高まっているので比較的新しい考え方だが、日本でも8世紀後半には確立されている。

これ、Facebookで茂木健一郎氏の記事に突っ込み入れているものなので、ちょっと噛み合わなくてなんですけど、アメリカ大統領選すごい展開になってます。

昨日もずっとネットサーフィンしちゃったのですが、何が正しいか分かりませんね!


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