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世界征服の進捗状況について

本年は誠にお世話になりました!

山本ひろ子氏が『異神』で紹介されている、奥三河の「牛頭天王祭文」の一部です。

「七海のみうみがさかさにながれる御世が来りと、大神宮の氏子所へなやみ懸まい」

牛頭天王も屈服したアマテラス。我ら日本人アマテラスの氏子たちに行疫神も病いをかけることはできない。世界に流行るポリコレの病い、きっちり祓ってくれるものと思います。

トランプ大統領が開いて見せてくれた世界の崖っぷち、何と戦っているのかを多くの人に指し示しました。スペクタクル支配の時代に戻ることはあり得ません。そのために戦いが激しさを増しても日本人の勝利を信じる理由は十分に備わっています。

仮にその陰に世界征服を企む組織が存在したとしても、まあそんなに強大なものでもないでしょう。こんな言葉もあります。

「すべてが高度に秘密化された組織にあっては、その組織の解体も秘密である。」

世界征服を企む組織の中枢が世界征服をすでに諦めているのに、残党が勝手に世界征服を目論んでいるだけかも知れませんしね。

現代にあってはどんな組織であっても余程強圧的な手段を使うのでもない限り、スペクタクル的な支配の手段を使うしかない。それが崩れたのであれば、そこにはバラバラな人々が居るだけなのです。

中国では今現在なんと一億三千万人のキリスト教信者が居ると言われています。一方日本人の人口は少子化で減り続け、教義で出産が強制されているイスラム教徒の人口は今世紀末に世界人口の半数を超えるという試算もあるそうです。

この国の形も想像以上に変わってしまうかもしれませんが、世界史的に特殊なアマテラスの神格と日本の美しさを胸に来年以降激しさを増すであろう当てのない象徴の戦いに身を投じて行こうと思います。

豊かさと平和で極限まで傲慢になった日本人に未来を掴む資格があるのか否かは正直言って分かりません。ただそこに考える葦のような人間が居て、その肉体が何かをする。歩き、楽器を弾き、ごくたまに自分について語る。「共同体」や「社会」に還元できないことをする。一枚の木の葉のように儚い生を過ごして死ぬ。

SNSのプラットフォームは今必死に検閲の度合いを強めています。人々が自分たちの小ささに気づいて自らの生を真剣に生き始めることがないように、自分たちが描いた夢を受け入れてくれるように。人々が分を弁えたらだれもがそこに存在し、こう言ってよければそれぞれが芸術家になってしまう。彼らにとって困惑するのは、人々が「純粋な観客」であることなのです。

黙って自分たちの映画を見ろ、大人しく提供されたものを受け入れろ、一見そう言っているように見えますが、人々があるがままの世界に目を向けることで彼らは「反論する観客」を失うことになるのです。

み先立つ八万四千の神々、千里を駆ける噂、伊勢を目指す人、長崎に留まる人、海を渡る人。

良いお年をお迎えください。

2021年が皆さまにとって良い年でありますよう!


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