スコットランドに想いを馳せて
3月5日
先日25年ぶりに会った旧友といずれスコッチウイスキーを飲みにスコットランドに行こうという約束をした。
友人と話している中で村上春樹さんがウイスキーについて語らう本があることを聞いた。
酔っていたのであまりはっきり覚えていなかったが後日友人からその本を自宅に贈っていただいた。
今まで自分が書いた本を紹介がてらいただいたことはあるがさりげなく自宅に本を贈ってくれるというのは記憶にない。
そのくらい希薄な人間関係しか作れなかった自分の生き方も情けなく思う。
人生で貰ったプレゼントの中でも最も響く一冊になった。
ちと大袈裟か?
この本は村上春樹夫妻のスコットランド、アイルランドへの旅を語ったエッセイ。
旅といってもウイスキーにまつわることだが。
スコットランドのウイスキーに馴染む作家といえばワタクシの憧れる伊集院静さんが真っ先に想い浮かぶ。
やはり土地の風土というか環境が作家独特の機微に触れるのだろうか。
いずれ全身で、もちろん身体にウイスキーを通して五臓六腑で、その風や香りを経験したい。
そんなウイスキーは数多の種類があり同じ酒でも熟成させる樽の種類でいくつもあったり年数でも8年だの12年だの30年なんて物までありとても飲みきれない。
そうは言ってもこの度貰った本を読めばその中にあるアイラモルトとアイリッシュ、中でも氏が描いた銘柄を飲みたくなる。
アイラモルトはボウモアとラフロイグの蒸溜所での酒造りが記されている。
アイリッシュはタラモアデューを地の男がやる様を映画のように写実されている。
昨年から今年にかけてウイスキーを買いすぎていたこともあり2月はウイスキーを買うのは控えていた。
生来の収集癖があり、見るときりがなく買ってしまうため。
それが本を読んでから酒を買いすぎてしまっている。
村上春樹さんの本を読んでから1週間もしないで買ったのが、
タラモアデュー 2013円
タラモアデュー12年 4048円
ジョニーウォーカーレッド 988円
ラフロイグセレクト 3608円
マッカランダブルカスク 7678円
アラン10年 6050円
カリラ12年 5478円
スコティッシュバーレー 4950円
気がつけば8本も買っていた。
しかしながらどれも価格調査をしている中で最安値を狙い購入しているので良い買い物している感はある。
ジョニーウォーカーはハイボール用で日常飲む物なのでいいとしてもスコッチシングルモルトは沼の世界と思われるので先々が心配になる。
最近はアルコールって体に悪いとか毒物のような言われ方をすることも多い。
でもウイスキーの芳醇な味わい。ワイン、日本酒の食事に合わせたマリアージュというものは酒を蔑む輩には理解ができないのだろうと意図せぬマウントを取ってしまいたくなる。
舌や口腔に集中して液体の根源を追求するテイスティングは誰もが自由に感じて言葉を紡ぐ文化的な所作ではないか。
熱くなったところで冷たいハイボールにて夜を〆る。
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