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赤の少女と白い虎

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真っ赤な満月の夜に生まれたその少女は、4番目の姫だった。 彼女が生まれた夜、見たこともない大きな白い鳥が、一晩かけて空を渡ったという。 歩けるようになったらすぐに宮殿を飛び出…
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2018年5月の記事一覧

【赤の少女と白い虎】 10夜.金色の夢

前回のお話はここから 最初からはこちら 絵・津山文子 。・。・。・ 「あれ? ここは?」 …

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【赤の少女と白い虎】 11夜. 家族の輪

前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・  真っ白な光のテラスから笑い声が聞…

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【赤の少女と白い虎】 12夜. 世界の理(ことわり)

前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・  姫は、じっと祖母の顔を見つめてい…

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【赤の少女と白い虎】 13夜. 禁術の書

前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ わたしは生まれてすぐに、ある人の元…

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【赤の少女と白い虎】 14夜. 欲望のありか

前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ その書の中には、龍にまつわる儀式が…

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【赤の少女と白い虎】 15夜. 最後の砦

前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ 日々の学びのなかでも わたしは草木…

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【赤の少女と白い虎】 16夜. 魂の泣き声

前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・  なんてことだ。  目の前の道がぷっつりと途切れ、  いきなり谷底に投げ落とされたように感じたよ。  もうおしまいだ。きっとバレたんだ。  わたしの夢はここで終わるのか。  絶望の中で、それでも大きく呼吸をした。  そのまま、呼吸をつかい、自分の中心意識を真ん中に戻す。  いつもと同じように、自分の記憶と感覚を消し去り、  師の部屋に向かった。  師はいつものように長椅子に座っていた。  わたしに

【赤の少女と白い虎】 17夜. 決意

前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ 「なぜ泣いているのだ」 「わかりま…

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【赤の少女と白い虎】 18夜. 禁術の発動

前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ 翌日の新月の夜。 小さな袋に龍の儀…

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【赤の少女と白い虎】 19夜.  死

前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・  失敗だ。  すぐに悟った。  瞬…

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【赤の少女と白い虎】 20夜.  幻想

前回のお話はここから 最初からはこちら 。・。・。・ 「娘よ」  その声に話しかけられた…

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