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負の感情がなぜ備わっているのか?

私たちの肉体は、
防御反応というものが備わっている。
ということは…

逆説的に言うと、
体が痛みや苦しみや悲しみの感情
つまり、負の感情を経験することが、
前提となっているということだ。

だからこそ、脳は防御反応システムを
生きていくために
備えているのではないか?
と、考えた。

スピリチュアルや、量子力学、宇宙についての本を読むと、
魂はそういった苦痛(負の感情)を
感じることがないと記されている。

以前より私も、宗教絡みで、
永遠の命はどんなものか?と
長年考えていて、
私の中では永遠の命=素敵なこと
とはどうしても思えなかった。

それは苦痛が多かった人生だった
からなのか?
でも苦痛があるから、
小さな幸せも感じられる感性が備わった。
と思っていた。
HSPであることがわかるまでは...

そして、痛み、悲しみ、苦しみがない
永遠の命は
果たして存在できるのか?
と小学生の時にすでに考えていた
私は、変な子供でもあった。

トルストイの「人生論」を
読んでいてると、
肉体と魂を伴った永遠の命は
存在できないことが理解できたのが
つい最近。
ようやく子供のころから抱いていた
変な違和感が言語化できるようになった。

魂は地球に痛みや悲しみや苦しみを
経験するために来ている。
そう考えると、
この地球で負の感情があることは、
腑に落ちる。

必要ないものは退化していくもので、
必要であるから存在している。

このことがわかった後で、
私は、父を亡くしたが、
私にとって父の肉体は
なくなってしまっても
父の魂は、いつもそばに感じられ、
永遠に存在することを
実感している。

「人生論」の著書の中で
トルストイがお兄さんを
亡くしてからの方が
兄の生命の力が増大していると
感じていたと書かれているのと
同じように私も父の存在は
増大していると感じている。

この経験から、
ご先祖さまや地球、自然とも
繋がっている感覚がグッと現実的に
感じられるようになった。

これが、
よく言われる全ては繋がっている
ということなんだろうなと考えている。

そして、この負の感情、
人と繋ぐことに力を発揮している。

昨今のSNSやテレビのニュースも
負の感情の方が炎上するし、
人の感情をより揺さぶるのが
負の感情だなと最近、私は思います。

でも、今の世の中
負の感情が必要以上に多い気がしてます。
そしてメンタル疾患になる人も多い。
薬をどれだけ内服しているか?
の会話も聞かれます。

私から見ると、そんなに内服して
大丈夫かな?とヒヤヒヤすることも…

これは何か、負の感情に対する
変革の時が来ているようにも
思えます。

もともと備わっている負の感情を
否定する必要はないとは思います。
ちゃんと防御反応システムを
備えていますから…

ただ、それに囚われすぎると
その防御反応が誤作動を起こし、
病気になってしまったり、
その負のループから脱することが
出来なくなってしまったりするので
負の感情は私の中にあると
確認する程度がちょうどいいなと
最近は思ってます✨

負の感情があるからって、
何とかしなきゃと考えなくていいと
思ってます。

負の感情を確認したら、
「私の防御反応さん、
ちゃんと反応してくれてありがとう!
でも今は、この防御反応作動しなくても
大丈夫だよ」といってあげるように
なりました。

防御反応システムのプログラムが
されたのは幼い頃からの蓄積だからです。

大人になった自分は
なにか起きた時の対処の幅や
経験から培われた感情のコントロール、
だいぶアップデートされています。

だから、幼い頃のプログラムで作動する
防御反応システムが
合わなくなっていることがあるんです。

だから、そのプログラムの変更を
自分でしていくことは大切になりますね。

そうすることで
負の感情を増大させることなく
過ごせていると実感しています。

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