有名になりたい葛藤
有名になりたい私というのがいる。
これは、小さい頃からの自分のある意味、私の「よくない、思いぐせ」みたいなもの。
だから、この訳のわからない思いこみに左右されて、人生を棒には振りたくない。
わかっている。
でも、有名になれたらどんなにいいかなあ、とたまに夢見る時がある。
自分の周囲にも「有名人になる!」と言っている人はたくさんいる。
そういう人たちは、それなりに努力している。
それを、すごいな〜と傍目で見ている私。
私だって、有名になるための努力はしてきたつもり。
例えば、ここnoteで文章をコツコツ書くとか、SNSの処世術を学ぶとか。
でも、基本的には生半可な気持ち。
だから、私は、鳴かず飛ばずという有様だ。
この「有名になりたい」という訳のわからないこだわりのせいで、私は時に苦しみを感じることもある。
自分に才能があると思っているから「有名になりたい」と思っているわけではない。
まあ、才能があったらなあ、くらいには思う。
でも、私にはきっと才能がない。
才能がないくせして、有名になりたいと心から思っている。
この間のカウンセリングで、有名人になりたい、という気持ちを先生に伝えてみた。
そうしたら先生は笑わずにただただ受け止めてくれた。
先生によると、
私が有名になりたい、という理由は、ただただ「人気者になりたい」「承認欲を満たしたい」というものが理由ではないらしい。
どうやら、自分の培ってきた人生が、歩んできた人生が、そういう思いこみに誘導しているとのことだった。
最初は納得できなかった。
自分は承認欲求の塊だと思うし、わがままな人間だ。
だから、違う、絶対違う、歩んできた人生のせいなんかじゃなく、自分の欲望のためだと思っていた。
でも、だんだんと「歩んできた人生のせいで有名になりたいと思うようになったのかな、そうなのかもしれない」と思った。
カウンセリングによると...詳しい理由は省くが、自分の育ってきた環境とかが、そういう「有名になりたい!」というキツイ思いを招いているらしいのだ。
カウンセリングから帰ってきて、すごく納得してしまった。
自分は、そのカウンセリングの日から、「有名になりたい」という感情は少し薄らいできた。
ただ、それでも、止まらない時がある、その熱い思いが。
こういう、絶対叶わない系の夢を追いかけるって相当しんどい。
いつか、自分の育ってきた環境を認めたり、育ってきた自分の生き様を認めることができた時、「有名になりたい」という辛い気持ちはなくなるんだろうか。
時々、わからなくなる。
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