SAM会振り返り資料190115

SAM会(旧綾水会)15周年を開催しました!

昨日(1月15日)に、第180回目のSAM会、いわゆる15周年を開催しました。

SAM会?

SAM会とは、私が毎月やっている地域や大学発ベンチャー関連のネットワーキングの会です。今回で、180回目。15年間毎月欠かさずやってきました。SAM会の経緯については以下の通りです。

<経緯>
2005年当時、九大知的財産本部が起業支援部門のアドバイザーだった綾尾氏が、ベンチャー支援NPOである日本MITエンタープライズ・フォーラム(MIT-EFJ)の理事、かつ地域のベンチャー支援機関である「ふくおかアイストベンチャーサポートセンター」 のベンチャービジネスコーディネーターとしてベンチャー成長の支援を行っており、その支援先であるベンチャー企業や有望な大学発ベンチャーを、地域密着型ベンチャーキャピタルである九州ベンチャーパートナーズ(KVP)の水口社長に紹介することを目的として、綾尾氏はじめベンチャー企業経営者、支援者や大学関係者等が集まり、食事をしながら自由に交流する会が発足した。これが「綾水会」の始まりである(ちなみに綾水会の「綾」は綾尾理事の綾、「水」 は水口社長の水である)。
その後、交流のみならず、ベンチャー企業のプレゼンテーションおよびディスカッションを行うようになった。さらに知的財産本部のネットワークを活用し、九州大学をはじめとする大学発ベンチャーや大学の技術シーズを事業化するチームのプレゼンテーション、およびそれに対する評価やディスカッション、アドバイスを行う現在のスタイルとなった。
また、約5年前には、綾尾・水口共に引退し、立ち上げ当初からプレゼンテーション企業の発掘や開催告知、メーリングリストの管理等を担当していた坂本(九大知財本部起業支援部門〜産学連携機構九州代表取締役)が引き継ぎ、名称をSAM会(S:Sakamoto A:Ayao M:Mizukuchi)に変更し現在に至っている。

以前、産学官連携ジャーナルに寄稿した記事はこちら

今回は、私がこの15年間を振り返るという形でプレゼンを行い、その後、ネットワーキングという流れで開催しました。

継続は力なり

15年毎月欠かさず続けていると、このネットワークの中からいろんな産学連携プロジェクトが生まれました。

その最たるものが、大学発・地域発ベンチャーの創出と、QBファンドの設立です。

以前から、SAM会のネットワークから起業につながる事例はあったのですが、そこにリスクマネーを供給する体制がなかったので、なかなか成長できずに苦労している事例が散見されました。

そこをなんとかせんといかんなー

その問題意識(九州地域でリスクマネーを供給する体制づくり)が、私自身、ファンドを立ち上げる原動力となったのです。

上記のスライドのとおり、数多くのSAM会つながりのベンチャー企業に対し、投資を行っています。

その一つの例がサイフューズ社

九大の整形外科の研究者と九大発ロボットベンチャーがコラボし、細胞の立体構造物をつくる装置(いわゆる細胞の3Dプリンター)の開発に向けた産学連携プロジェクトを立ち上げ国からの助成金を獲得。その後、起業家を得て創業。今まで30億円以上資金を調達しEXITに向けて頑張っています。

数年後にSAM会のつながりから生まれたベンチャーの中から上場企業が生まれることを期待しています。ということで乾杯!






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