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医療でも必要なのかな?新人を脱するためのクリティカル・シンキング


題名にある『クリティカルシンキング』って何だろ?
と思った医療者は、是非このまま読み進めていってくださいね。

クリティカルシンキングって?

クリティカル・シンキングとは、批判的思考と訳されることがあります。
字面だけ見るとなんてネガティブな考え方なのだ!と感じるかもしれません。しかし、真の意味するところは「物事や情報を無批判に受け入れるのではなく、多様な角度から検討し、論理的・客観的に理解すること」とされています。

う~ん・・・・。
いまいちピンとこない?

では、もう少しだけ、かみ砕いていきますね。

言われたことをそのまま受け入れて実行に移すのだけではなく、「本当にこれでベストなのか?」「もっといいやり方があるんじゃないか?」と違った見方を出来るようにするスキルのこと。
というと少し解ってくる気がしますね。

でも・・・。
それって、人の粗探しをしているようで、見方によっては「嫌な奴」だなぁ、なんて感じませんか?

医療現場ではEBM*が重要であることは判っていながら、先輩に教えてもらったやり方、組織のやり方など・・・病院内には様々な場面でコンサバティブな思考に陥りがちになってしまう場面に遭遇することと思います。これを続けていると、思考停止し、本質をとらえる視点がどんどんと鈍ってきてしまうのも仕方がありません。だってその方が慣れていて楽だし、人間関係も悪くならないから。
(*『Evidence-Based Medicine』の頭文字をとったもので、『(科学的)根拠に基づいた医療』とよく訳されています。)

勘違いしないで欲しいこと

ただし、クリティカルシンキングは他者や組織の粗探しに用いるのではないと考えています。あくまで、与えられた前提情報を検証し、それ以外にも情報はないかとか、自身の考えは偏っていないか?
自身の考えを修正したり検証していく思考法なんだと考えています。

環境の変化に取り残されないようにするには、古いやり方や考え方を捨て、これまでとは違った切り口や考え方、アイデアも時には取り入れなければならないことは、この現代に生きる皆さまならご承知のことと思います。
何を捨て、何を取り入れるべきなのかを"多角的 "に見極める必要があるんだと思います。またその実践によって、様々な意見・主張に対し一旦立ち止まって検証できる人間になること。だからいま、クリティカル・シンキングの必要性が高まっているのだと思います。

ロジカルシンキングと何が違うの?

ロジカル・シンキングとは、「根拠から主張(結論)へと筋道を立てて考え、何らかの意味合いを得る思考 」のこと。ロジカル・シンキングを身につけることで正しい論理展開が可能となり、課題解決力が高まる。また、説得力が増すことから、ビジネスパーソンにとって必須のスキルと言われています。
クリティカル・シンキングとの大きな違いは、ロジカル・シンキングは「論理的整合性が取れていれば、思考の偏りまでは検証しない」という点であると思います。

自己点検の場として

思考の"偏り・不完全さ"がないかを自己検証する思考法として活用いただけたら嬉しいです。「素敵な、自立した医療者」になるために是非、このセミナーを体験してみてください。

豪華スタッフで素敵な学びの機会をご提供したいと考えております。
是非以下リンクからセミナー情報をチェックしてみてください。

講師1 透析領域でクリティカルシンキング 
東京慈恵会医科大学附属病院 渡邊 弦輝 先生

講師2 呼吸領域から考える
日産厚生会玉川病院 相良 文 先生

ナビゲーター1 クリティカルシンキングとは?
国立病院機構 東京病院 宮本 直

ナビゲーター2 今日の学びを活かす自己調整学習のすすめ
インストラクショナルデザイナー 山田 紀昭

ファシリテーター
ワークショップデザイナー 亜厂 耕介


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