いろんな愛の不時着湖

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  • わたしの愛の不時着湖

    「愛の不時着」という広くて深い湖に不時着した、筆者のnoteが棲息しています。

最近の記事

『D.P.』キム・ボトン作家インタビュー

 遂にNetflix ドラマ『D.P.ー脱走兵追跡官ー』が公開されました!  ドラマ視聴後、原作漫画を描かれたキム・ボトン作家の作品ドラマ化作決定当時(2020年7月18日)に公開されたインタビュー記事を読み返し、改めてこの作品が一人でも多くの方に届いてほしいと強く感じました。ここにささやかだけれどその和訳を掲載することで、それがまた、誰かにとって作品を視聴したり、もう一度見返したりするための小さなきっかけの一つになればいいな… (※翻訳文は、韓国語が全く話せない私が、翻訳

    • 『ユヨルの音楽アルバム』チョン・ジウ監督インタビュー

       昨年(2020年10月25日)釜山国際映画祭にて、映画『ユヨルの音楽アルバム』が最優秀監督賞と最優秀音楽賞を受賞されました!  改めて、映画監督を務められたチョン・ジウ監督の作品公開当時(2019年9月25日)に行われたロングインタビュー記事が興味深く、とても読み応えがあったので、ここに自分の覚書としてその和訳を掲載します。 (※翻訳は、韓国語が全く話せない私が、翻訳機能や辞書を片手に、できる限り日本語でスムーズに理解できる文にして読みたいと試行錯誤したものです。できる

      • 愛の不時着に見る七夕伝説(後編)

         前回の記事に続き、七夕の日を祝して私が考察する、愛の不時着に見る七夕伝説(後編)。  前編では、七夕伝説という物語の要素を一旦分解し、作中に登場する様々なシーンに当てはめてみることで、『愛の不時着』という作品に織り込まれたもう一つのストーリーを探ろうと試みた。  この後編では、韓国の七夕にまつわる伝統や慣習にも少し触れ、作品に込められたメッセージや願いに、あと一歩迫ってみたい。 ◇七夕をおいしく彩る愛のレシピ ここでは少し、韓国の七夕の日の伝統的な慣習について考えてみよう

        • 愛の不時着に見る七夕伝説(前編)

           今日2020年8月25日は、旧暦の七夕の日。  だからこそ今日、私は今一度、改めてこの物語に想いを馳せてみたい。古くから伝承されてきたとある2人の恋の物語…『七夕の伝説』だ。    『愛の不時着』で、ユン・セリが自身の立場を村のアジュンマたちに説明する際、例え話として用いたこのお話。そしてこの七夕伝説こそ、皆さんご存じの通り、ラストに向かってこの作品の随所に織り込まれた裏ストーリー。  改めて思い返してみると、ドラマのあちこちに、この伝説をふと想起させるような、いわばオマー

        • 『D.P.』キム・ボトン作家インタビュー

        • 『ユヨルの音楽アルバム』チョン・ジウ監督インタビュー

        • 愛の不時着に見る七夕伝説(後編)

        • 愛の不時着に見る七夕伝説(前編)

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        • わたしの愛の不時着湖
          4本

        記事

          パク・グァンボムと辿る愛の不時着考察(後編)

           前回の記事に続き、私がパク・グァンボムと辿る愛の不時着的考察(後編)。  前編では、いつもクールな彼が、本編で思わず感情を溢れさせてしまった部分にクローズアップし、彼の隠された人間性に迫ろうと試みた。  続く後編では、パク・グァンボムの人物像をさらに深め、彼の目線から『愛の不時着』という作品を改めて眺めてみたい。 ◇縁の下の空気リーダー 周りの人の表情や空気の変化を読み取ることが人一倍うまく、細やかな気遣いのできるグァンボム。  特にリ・ジョンヒョクへのエンパシーの高さは

          パク・グァンボムと辿る愛の不時着考察(後編)

          パク・グァンボムと辿る愛の不時着考察(前編)

           舞台は2019年、北朝鮮…非武装地帯にある前哨地。  ここに、誰かに咎められるようなことはただ一度もしていないのに、上司(リ・ジョンヒョク)への忠誠心とその責任感の強さから、ある日不運にも、不慮の事故による韓国からの侵入者(ユン・セリ)不時着の一件に巻き込まれることになってしまった、一人の美しい青年がいた…。  これは、『愛の不時着』に登場するクールで口数の少ない彼(パク・グァンボム)という人物に、何か隠されたストーリーを感じ、敢えてそこにスポットライトを当てながら、『愛

          パク・グァンボムと辿る愛の不時着考察(前編)