HSPって何?③~HSPと遺伝について~
今回は、HSPについての第3弾です。
第1弾、第2弾と、HSPの本質についてお伝えしましたが、これらの本質の根っこには「遺伝が関係しているのでは?」と疑問に思った人もいるかもしれません。
なので、今回は「HSPと遺伝について」をテーマにお話ししたいと思います。果たして遺伝って関係あるのでしょうか?
それではさっそく、行ってみましょう!
HSPは遺伝するの?
これまで、「HSPは病気ではなく、個性や性格のようなもの」「あなたのキャラクター」とご説明してきましたよね。
ここでひとつ疑問が!それは、
「遺伝」
です。
例えば、同じような病気が身内でよく起こるという話を聞いたことはありますか?これって、そういう家系があるってことですよね。ここでは病名はあえて書きませんが、同じような病気になってしまうことは、実際に起こりやすいそうです。
それは、長年、同じような生活習慣の中で生活していることが原因のひとつともいわれています。
では、HSPは?
これって病気じゃないから、生活習慣とか関係ないのでは?って疑問に思いますよね。
そうなんです!HSPは、遺伝するかどうか、はっきり分かっていないんです。とはいえ、身内に同じような症状の人がいる場合、
「やっぱり遺伝ってあるんじゃないの?」
って思いますよね。
実は、HSPって生活環境によっておこる症状ともいわれているようです。
例えば、あなたを育ててくれた人がHSPだとします。すると、その人からさまざまなことを教わるあなたは、知らないうちにその人と同じような考え方になっていきます。
そして、気付いたらHSPになっていた…ということは考えられることなんです。
HSPではない人に育てられた場合でも同じようなことが言えます。例えば、とても躾に厳しい家庭で育った場合、あなた自身はその躾が身に付き、親となった時に子供に同じようなことを伝承していくと思うんです。だって、それが正しいと思うから。
逆に放任主義の場合も同様です。子育てにおいて、あなた自身が放任で育てられたとしたら、それが子育てだと思っているので、あなたが親になった時にも同じように育てていくと思うんですよ。
これらと同じように、育ててくれる人のタイプによってあなた自身が形成されるといっても過言ではないので、遺伝ではなく、育った環境でHSPになる可能性は高いということになるんです。
気を付けなくてはいけないこと
前項で、「生活環境によってHSPになることもある」と書きましたが、育ててくれた人と同じような症状になる場合とそうではない場合がありますので、気を付けなくてはいけないこととして覚えておいてください。
それは、
「真逆のタイプになること」
です。
あなたは、「反面教師」という言葉をご存じでしょうか。
「この人の考え方はおかしい」
と感じた時、
「この人のようにはならないようにしなくちゃ!」
と考えることってありませんか?それこそが「反面教師」なんです。
育ててくれた人が、悪い言い方をすると「いい加減な人」だった場合、それによってあなた自身が、つらい思いをしたり、失敗を繰り返していたら、
「この人とは違う行動をすれば、こんな思いをしなくてもいい」
って思ってしまうでしょう。
そして、気付いたら、慎重派となり、何に対しても深く考えるようになります。この行動がHSPを引き起こすこともあるんです。
つまり、HSPの人に育てられても、そうではないけれどガサツな人に育てられてもあなた自身がHSPとなる場合があるということです。
「じゃあどうすればいいの?」
ってなりますよね。ごもっともです。
しかし、残念ながら、「こうすればいいんだよ」という正解がないのが現状です。あなた自身が、その都度考え、過剰に繊細にならないようにするとか、「しんどい」と感じた時点で、別の方法を考えるなどの対処しか、ないのかもしれません。
無理だけはしないでください
辛い時、しんどいと感じた時、今のあなたはどうしますか?
きっと、真面目な性格ですから、そう感じていても頑張ってしまうでしょう。でも、頑張りすぎは、あなたをさらに追い詰めることになります。
なので、どうか無理だけはしないでください。
HSPでもそうでなくても、無理って何も産みません。
「自分が我慢すれば、うまくいく」
「自分が頑張ればいいだけのこと」
と呪文のように自分に言い聞かせていませんか?それでは、あなたの気持ちは、心は、疲れ果ててしまいます。
そうなる前に、どうか
「自分が我慢できるキャパシティーを超えていないか?」
「自分が頑張った先には、自分にとっても何かメリットがあるか?」
を考えてみてください。
誰かのために何かをすることは、決して悪いことではありません。きっとそうしてもらえた人はあなたに感謝するでしょう。
でも、あなたは?
キャパオーバーワークの先には、疲れ果てたあなたしかいません。その気持ちを分かってくれる人がどれくらいいるでしょうか。
おそらく、そう多くはないと思います。もしかしたら、いないかもしれません。となると、あなたを労われるのは、あなたしかいないという状況になるかもしれません。
どうか、もっと堂々と、自分を労わる癖を身に着けてください。
あなたは、十分頑張っています。ぜひ、自分へのご褒美を用意してくださいね。
また次回、♡心♡の休憩室(⋈◍>◡<◍)。✧♡でお逢いしましょう。
次回は、【HSPのタイプについて】です。
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