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荒療治になってしまう。気持ちを読み取らないと。【虐待サバイバーな彼とASDなワタシ】

パートナー氏が虐待サバイバーだったということに気づいてから約1カ月。わたしは彼のことを深く知りたくてネットであれこれ探したけどいまいちピンとくるものが見つからず、たどりついたのが精神科医の高橋和巳先生の著書。

高橋先生は、これまでにきっと数百人の被虐待者と向き合ってきてたどりつかれたことを、被虐待者ではないわたしたちでも理解できるようにわかりやすくそしてあたたかく書かれている。読めば読むほど胸を打たれる。

パートナー氏にも読んでもらいたいけど、まだそこまでの心の準備ができてない、と彼は言う。それはよくわかるので、「ここは」と思った箇所だけを読み上げてみる。

ほんの一部分ではあるけど、彼にとっては「これまでの真実」を非常に適切に言語化された部分。それと同時に、我慢することを支えに生きてきた彼には「痛すぎ、つらすぎる」内容であったりもする。

「怒りがこみあげてきて収まらない」と彼は言う。「もうそこまでにしておいて。これ以上聞くと、明日動けなくなる」と。

しまった、読み過ぎた! と気づくわたし。わたしいつも「これだ!」と思ったこと、深く考えずに行動しちゃうところある(ASDあるある)。本当はもっと、やさしく穏やかに動いていけるといいんだけど、わたしってばほんと荒療治・・・。ものごとが早く動くきっかけにはなるけど、もうちょっと気持ちを読み取らないと。

そのあと、彼とあれこれ話し合っている最中、話が平行線になりすれ違ってしまう。最中には気づかないけど、わたし、なにかひとつ気になるキーワードがあるとそこばかりに集中してしまって、ほかのことが聞こえなくなる。彼が「いまはそのこと話してないだろ? 〇〇について話してるのに。拡子はいろんな本を読んでるけど、結局やっぱりなにもわかってない」って言われちゃう。

その言葉がワタシのなかの痛いところにぐっと入ってきて、余計にパニックになってしまう。が、そこをぐっと抑える。少し落ち着くと、自分のこと客観的に見られるようになる。ひとつのことに集中しすぎてしまって、会話が成り立ってなかったな、と。

わたしもポンコツなので、彼とはまた異なる部分で向き合ってる。お互いに生き直しの時期なんだな、と。


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