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ChatGPTの校正・校閲能力を検証

インターネット、スマホやパソコンが生活必需品となりつつある時代。最近では「ChatGPT」も注目の的だ。このAI(人工知能)がどこまで日常生活に浸透していくか分からないが、ここ「note」にも導入されているし、使い勝手を理解できれば「おお、便利だ!」と思えるようになるのだろう。

ただ、物書き(文章執筆を仕事とする者)にとって、この機能が天使となるか悪魔となるかは、もう少し様子を見ないと分からない。
書いた文章を校正してくれる機能もあるが、テーマを投げれば勝手に文章を書いてくれる機能もあるわけで、そうなると一部のライターの仕事がAIに取って代わられることも十分にあり得る。

20代の頃、とある雑誌の制作部に在籍していた時に「校正」という技能を身に付けた。文章だけでなく「色校正」というのも学んだ。

自ら出版事業を始めてからは「校閲」も学んだ。
校正と校閲は似ているようで意味が違う。
簡単に説明すれば、

 校正=表記の誤りを正すこと
 校閲=内容の誤りを正すこと

つまり、校正者の仕事は「誤字脱字」や表記上のミスをチェックする作業であり、校閲者の仕事は書かれた内容の事実確認(固有名詞、歴史的事実、データの数値など)や、矛盾がないかどうかをチェックする作業。

例として次の文章を校正・校閲してみる。

厳格な僕の父は、昭和20年台の生まれで戦争経験者だ。子供の頃は父が怖くて口答えなど絶対にできなかった。でも、高2の時、僕は始めて父に反抗した。父が母を殴ったからだ。僕は勇気を振るい起こして父に言った。「女性に手を挙げるなんて最低だよ!」と。

<校正>
厳格な僕の父は、昭和20年の生まれで戦争経験者だ。子供の頃は父が怖くて口答えなど絶対にできなかった。でも、高2の時、僕は始めて初めて父に反抗した。父が母を殴ったからだ。僕は勇気を振るい奮い起こして父に言った。「女性に手を挙げる上げるなんて最低だよ!」と。

<校閲>
昭和20年に終戦を迎えているので、昭和20年代生まれは戦争経験者とは言えないのでは?

こんな感じ。

人間が書く文章なのでどうしてもミスは発生する。書いた後に見直しをすること、できれば第三者にチェックしてもらうことが望ましい。
ちなみに「note AIアシスタント(β)」の「まちがいを見つける」で確認してみたところ、校正はできたが校閲はできなかった。

試しにもう一つ、分かりやすいのをやってみた。

「フランス革命で1879年に死刑になったルイ15世」

これはしっかり校閲してくれた。(以下3点が表示された)

  • 「フランス革命」の年が誤っている。正しくは1789年。

  • 死刑になったのはルイ16世であり、15世ではない。

  • 「1879年」も誤りであり、違和感があるため注意が必要。正しくは1793年。

一度「キャンセル」してもう一度同じ文章で実行すると、別の内容が出てくることがわかった。面白い。

  • 死刑になったのはルイ16世である。

  • 1879年ではなく、1793年のフランス革命で死刑になった。

  • ルイ15世は死刑になっていないが、ルイ16世が死刑になった。

もういっちょ。

  • 1879年ではなく、正しくは1793年です。

  • 死刑になったのはルイ16世であり、誤って「15世」と書かれています。

  • フランス革命自体は1789年から1799年までの期間に起こった事件であり、年数が不適切です。


である調だったり、ですます調だったり、色々だ。
AIが情報を引っ張ってくる場所がいくつもあって、都度変わるからだろう。
何度もやっていると時々「それはちょっと・・・」という回答もあった。やはり全部鵜呑みにしちゃいけないというのと、何度か繰り返して自分の文章スタイルに合った回答を選んでいくことも必要だろう。


・・・・・・と、あれこれ夢中になってやってたら、こんな時間になってしまった!!!😨ガーン
日付変わっちゃってるじゃないか~~~てかもう、朝?

毎日投稿に穴開けちゃったよ・・・・・・トホホ💦

まあ、とにかく。
これからの時代、新しいモノ・コトを柔軟に受け入れていく姿勢が大事じゃないかと思う。自分の仕事や生活にメリットのある部分を見つけて上手に活用していきたい。

また何か発見があったら、ここで紹介します!

もう寝る! 笑

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