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イラストレーターから見た、AI絵師とは

ごきげんよう。赤ぱんです。

最近、SNSでもどこでも見かけるようになった生成AIによるイラスト。
システムエンジニアであり、イラストレーターとしても
活動している私にとっては、とても身近な話題です。

しかし、このAIイラストについては賛否が分かれているのが現状です。
エンジニア界隈では好意的に受け入れている人もいますが、
絵師・イラストレーター界隈ではなかなか受け入れられていませんね。

正直、どちらの気持ちも分かります。
興味もあり、脅威もあり、自分としても複雑な心境というのが本音です。

エンジニアの側からすれば、
「どれだけすごいLLMになっていくのだろう」
と興味がありますし、絵師の側からすれば、
自分が20年以上かけて培ってきた技術が
数十分で大量生産される様子を見て
無力感に苛まれることも実感しています。

今はまだ、ちゃんと見ればAIイラストだと分かるものが多いですが、
それでもかなりクオリティは高いです。
もうあと1〜2年もすれば、誰が作ってもプロ並みのクオリティのものが
生成されるようになるでしょう。
そうなったときは、素直に受け入れるしかなくなっていくのでしょうね。

ただ、絵が苦手な人でもイラスト制作が楽しめるようになれば、
イラスト界隈が賑わうきっかけにもなるでしょう。
絵師側としても、絵を描くという行為が仕事から趣味に近づくことで、
今より自由になり、ある意味良いのかもしれません。
こういう考えになるのは、エンジニアとイラストレーターの
二足のわらじを履いているからかもしれません。

私も「DALL-E」や「Stable Diffusion」を使うことがあるので、
AIでイラストを作る難しさも分かります。
正直、欲しい絵を生成するためにプロンプトを考えて何度も生成するより、
自分で描いたほうが早いと感じることもあります。

だからこそ、AI絵師も手描き絵師も、
お互いに苦労することがあるんだなとフラットに考えたほうが、
お互い楽かもしれませんね。

この件に関しては、AI絵師側の意見も手描き絵師側の意見ももっと聞きたいので、XのDMでも、ここのコメントでもいいので書いていただけると嬉しいです。

ではでは、また。


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