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おすそわけ日記 131 「ナソナとイソ二劇場〜母の買い物メモ〜」

ナソナこと、母、七十七歳。生粋のおとぼけ。
イソニこと、私、五十二歳。ボケとツッコミの二刀流。
そんな二人が繰り広げる、愛と笑いとちょっぴり心配も詰まった日常。

母がスーパーに行った時の買い物メモを発見。

その自由奔放な書きっぷりに目が釘付け。


「冷東うどん」二水が取れてます。冷たい東の地って、いずこ。

「ブルベリー」伸ばしてー。もすこし伸ばしてー。

「cofee」惜しい!何故、これだけ英語かわからないが、がんばった感あり。

間違い探しのようなリストの中で、一際異彩を放っていたのが、


「ナビコ」


これは…「ビスコ」だね。

言葉が目に入って脳まで伝達される間に、正解がわかってしまった自分に軽く驚く。

どれだけ、母のことを理解してるんだ、私。

少しは悩もうよ、私。

まぁ、理解はしているが、ナビコって人なのかと笑いが止まらず。

腹筋痛くなってしまった。


しかし、何故、こんな脳内変換ミスがと推理してみたところ、

「あー、ナビスコ。」


多分、最初にナビスコが頭に浮かんでしまい、

いや、三文字だった、みたいな記憶の振るい落しがあり、

ナを取るはずが、スを取ってしまったと云う。


そして、ビスコのメーカーはグリコだよ、母さん。


【今日の一枚】買い物メモの写真を撮って上げようと思ったら、母に捨てられていました。「証拠隠滅」と言っていたので、確信犯。そんなわけで、カトキチの冷凍うどんで失礼します。私が添加物の入っている出来合いの食品が苦手なので、その手の物は買わないんですが、うどんと餅だけは常備しちゃうんですよね。

【#つづく日々に】のタグをつけて、日常で心ときめいたことを投稿する企画をはじめました。日常のよろこびをみんなでシェアしあって、笑顔が増えたら嬉しいです。

今日もおつきあい頂いて、ありがとうございます。

毎日、書く歓びを感じていたい、書き続ける自分を信じていたいと願っています。