おすそわけ日記 31 「十二時までは自由時間」

朝九時過ぎに起きる。ベッドから出たくない。「十二時までは自由時間」と自分に許す。

起きてきた母をベッドの中にひきずりこんで、話をする。

壁にかかっている芍薬の花の複製画を眺める。

音楽をかけて、ベッドの中で瞑想をする。

身支度を整えて、仏壇に手を合わせる。

母を誘って、自分の今の状態を感じる時間を持つ。

感じていることを正直に伝え合う。

好奇心を持って見ること、聞くことの練習をする。

ここまでで、十二時。目覚めた時のどんよりした気分が、ゆったりとした心持ちになっている。体の感覚も鋭敏だ。何もしたくないという気怠さから、自分の為すことを、一つずつ、好きな物からゆっくり終えて行こうと云う意思が芽生えている。

私の今の仕事は、ファシリテーター。教えるのでも引き出すのでもなく、ただその場に居る。

石に似ていると私は思う。ピクニックシートを広げた時に、風で飛ばされないように石を置く。石は、その場の皆が安心して寛いでいるための存在。

私がそうあるために必要なのは、自分に正直で、今ここに居る自分自身を生きていること。

だから、自分の思う侭に感じて過ごした午前中の三時間が、とても大切。それを許した自分が、とてもとても大切。


【私の仕事】女性のための「意識のヨガ」と呼ばれる、Art of Feminine Presence™️と云う、身体と意識とエネルギーを使って体感するプラクティスをシェアしています。ブログでクラスのご案内をしていますので、どうぞよろしくお願い致します。
http://blog.kuku-moon.com/

今日もおつきあい頂いて、ありがとうございます。

毎日、書く歓びを感じていたい、書き続ける自分を信じていたいと願っています。