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おすそわけ日記 232「私が推しを探す理由」

もうずっと、私は推しを探している。


家族も友人も、誰かを推していて。

Twitterでも、推しへの愛が叫ばれていて。

一人、取り残される焦燥感。


元々、私は、人より物への愛着が深い。

本とケーキと服なら、「これ、ゼッタイいいんで!」と主張できる。


一方、三次元は勿論、二次元でも、異性にお金を落とすのは、躊躇う。

熱しやすく冷めやすい、貢がれ愛人タイプなので。

最初の熱でグッズとか買っちゃうと、冷めた時のさみしさがね、余計にね。

家に物を増やしたくない、のもある。


友人が羽生結弦選手のファンで、アクスタアクリルスタンドを飾っていることが、心底羨ましい。

私だって、アクスタ飾ってみたいよ。


そう、言葉にした瞬間に気づく。

私は「推しのアクスタを飾りたい」のではない。

「アクスタを飾る程に推せる相手が欲しい」のだ。


推すって、何?

何故、私は推しを探しているんだろう?


さて、ここからが本題で。

私は、ここ一週間、恋愛ゲームにハマっている。

その中で、推したいなぁと云うキャラが出て来た。

まだ全員攻略してないから、ここで決めるのは早計では?

とか何とか、変な理性が自分を押さえつける。


でも、やっぱり、彼がいい気がする。

思いきって、グッズを買ってみよう!

と、メルカリでクリアファイルを購入。


今日、それが届いて、開けた途端にハッとした。

何、この艶!色気ダダ漏れ!


「ときめきに息を呑む」


忘れていた、この感覚。

ずっと好きでいるかなんて、関係ない。

今この瞬間に心躍る、それだけで充分。


私が推しを探していた理由は、

一瞬の火花のような、ときめきを感じたかったから。


三次元とか二次元とか、人か物かも関係なくて。

推しと云う言葉に拘る必要もなくて。

私が求めているのは、ただ一つ。


「日々、ときめいて、生きていたい」



【今日の一枚】恋愛パズルゲーム『スタンドマイヒーローズ』のクリアファイル。私の推しは、不動産王の桧山くん。金持ちで天然な上に顔がいい。

【#つづく日々に】のタグをつけて、日常で心ときめいたことを投稿中。日常のよろこびをみんなでシェアしあって、笑顔が増えたら嬉しいです。

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